昨日の18時30分から
京都劇場で、劇団四季『ノートルダムの鐘』を観に行きました!!

先月の『オペラ座の怪人』に続き鑑賞

ノートルダムの鐘はディズニー作品なのですが、原作は見たことがなかった。でも名前だけは知ってる

最近ミュージカルとか、舞台作品を観に行く時に必ずやる事があるんですが、それは『事前に内容を調べる』

『事前に調べたら、面白くないやん』
そう思われるかもしれないですが、経験上調べて内容を知ってた方がオモシロいです

利点としては『ドップリと作品に入り込める』

ミュージカルが苦手な人の意見として多いのが
『何をやってるのか分からない』

事前に『見所』や『内容』を調べる事で
『あの場面はどういう見せ方をするんやろう？』と演出面を楽しめたり、物語を理解してる事で、深く見入る事が出来る
#人間は分からなくなったら集中力が切れる

今回もネットやYouTubeで調べまくってから、京都劇場に到着
#ここからは完全主観
#そんな意見もあるよねって感じで観てください

会場入り口でチケットを渡し、すぐにエスカレーターを登る。僕は『チケットを渡してから会場までの導線』が結構好き。ここで作品の世界観を作ってくれれば『あぁ、この作品を観に来たなぁ』という気分になる

1月に大阪四季劇場に行った時は、四季専用劇場だったので、オペラ座の怪人の大きなモニュメントがあった。ただ今回は京都劇場という事もあり、壁に貼っているポスターも少なめ。導線の作品感は少し寂しかった

足を進め、客席の中に入る
ステージには、フランスパリの『ノートルダム大聖堂』のセットが建てられていた。ステージは照明を落とし暗め夜を演出。上部やや左から、光が差し月の光を現している

『おぉ、綺麗』

1階後方の席に座り、開演まで15分程度
座ってから幕が上がるまでに、2つ感じました

1つは、従業員の目
開演前、スーツを着た劇団四季職員が『注意事項』と書かれた看板を目の前でかざしながら、会場内を歩いていた。そこには『上映中の撮影禁止』や『マスク着用』の文字が

舞台を観に行った時にいつも思うのですが、スタッフがお客さんを観ながら歩いていたり、前方でお客さんの方を観ながらジッとしていると『なんか監視されてる気分やなぁ』って思います

これはスタッフさんが悪い訳じゃないけど、スタッフの人は『マスク皆ちゃんとしてるかな？』『してなかったら声掛けをしないと』そう思ってるはずなので、おのずと『監視の目』になっている

だから、変に緊張して構えてしまうんです
見るなら、客席後方からお客さんの方を見てほしい

幕が上がるまでに気になった事、もう一つは
『開演超直前の静けさ』

オペラ座の怪人同様、今回も会場BGMはなかった
#劇団四季のスタイルなのかな

開演の時間になり、場内アナウンスで『まもなく開演します』と流れてから、お客さんは静かになり待つ

『シーーン・・・』

聞こえるのは、ミシミシという軋む音

『シーーン・・・』

20秒くらい経てどまだ始まらない

『シーーン・・・』

（長ない？）

結局30秒ほど待って始まった
#感覚は1分以上

オペラ座の怪人の時はこの間は無かった。ノートルダムの鐘は、オープニングに協会での歌唱シーンから始まる。だから静けさを演出したのかもしれない。ただ長すぎて、息の音も立てれないくらい、緊張感があった

スピーチにおいても『間』は大事。『間は言葉以上の力がある』とは学んだ。間を作ることで、集中力がグアっと増す。ただこれも、やりすぎは良くないなと感じました

時刻は18時30分

幕が上がり、劇がスタート！
スタートしてからは、もう圧巻でした!!

始まりは歌唱シーンからで、トッププロ達が声を揃えて歌うと、ビリビリっとエネルギーが伝わる

ノートルダムの鐘は、音楽が力強くてカッコいい！

事前に調べた情報によると、ノートルダムの鐘の見るボイントにこう書いてあった

『ノートルダムの鐘では最初に問いかけられる『答えてほしい謎がある。人間と怪物。どこに違いがあるのだろう？』

すぐには答えの出ない問い。いや考えても中々でない問い。劇中でも、オープニングの中で主人公がそう問い掛けた

僕はネットで調べてた段階では
『人間と怪物の違いって何なんやろ？心の問題やと思うけど、産まれて赤ちゃんの時に怪物の人は居ない。じゃあどのタイミングで怪物になるんやろう？・・・。わからんなぁ。観た後なら出てくるんかな？』そう考えていた

ストーリー展開を全て書くことは出来ないので、見終わった直後の感想としては

『誰でも怪物になる可能性がある』

ここは、文章で説明するのがめっちゃ難しいです。なので、是非観てみてください。1つの答えはなくて、観る人それぞれが、それぞれの感想になると思います

ノートルダムの鐘は、とにかく迫力が良かったです。歌唱シーンも迫力。俳優さんの演技も迫力。フィナーレも圧倒的歌唱力で終わる。だからグゥーっと胸に刺さって『いい舞台観れたなぁ』って思えます

観終わって劇場を出てからも、脳内で繰り返される曲。その度に『いいモノ観れたなぁ』と浸ることが出来ました


昨日改めて思いました
『舞台を観るってイイ！』

舞台は幕が上がってから始まるんじゃなくて、作品を知った段階から始まります。『どんな作品なんやろ？』『誰が出演するんやろ？』そこから作品について調べ、当日ワクワクチケットを握りしめながら、会場に来る。そこで実際に観て触れて感じる。劇が終わってからも、余韻を楽しむ

これは舞台以外でも、同じだと思います。何か興味を持てば、調べて体験して余韻に浸って自分に何かしら落とし込む。これからも、たくさんのモノに触れて、自分の感性や価値観を高めていこうと思えました

劇団四季の皆様
ありがとうございました！