不健康で退廃的な両親大失望な休日

一応、アラームはかけたけど、今日も12:30ごろに目が覚める。すぐには布団から出られず、焦点が合わない目で、スマートフォンを見る。朝から遊園地に行っている顔見知りに舌打ちでいいねをする。
ようやく布団から出て、煙草を持って、そのまま外に出る。玄関外で腰を下ろし、一本吸う。部屋に戻り、昨夜残したままだった甘いジュースを飲む。空腹というわけでもないので、この前差し入れで貰ったクッキーを二枚食べる。
がちゃがちゃうるさい音楽を流しながら、ネットニュースを他人事としてとらえたり、たまっているしょうもないメッセージを返した
りする。

ちなみに時刻は15:00を差す。

動画サイトでひとり、下品に笑って時間を潰す。友人数名と飲みに街に出る約束にギリギリ間に合うよう、歯を磨いたりする。
部屋に散乱した、しわしわのシャツに腕を通して、駅へ向かう。数分遅れる。
五つ駅を進んだところの居酒屋に入り、友人たちとくだらない話をする。もっぱら女の話で、他は金の話。もう付き合いの長い友人に「お前は女を多く見てきてるが、恋愛なんてしたことがない。それは愛じゃない、お前は愛を知らない。」と偉そうに説教され、気を悪くする。
品のない酔い方をしてきたところでお開きとなる。ホームで見た時計は22:30を差す。
ひとり、電車で友人の言葉を引きずる。不安になって、「俺ってどうなのかな、実際」と送信してしまい、「やっぱり、よくわからない」と返信が来て、よくわからなくなる。

最寄りに着いて、なぜか缶ビールを買ってしまう。部屋に戻った頃には、布団に倒れ、沈んだ。口の中が気持ち悪くて、歯だけ磨く。

再び倒れると、「まぁでも、好きだよ(笑)」と追加のメッセージがあった。沈みきる虚無感に襲われたのが23:54、
目を閉じる。
もう、目は。

#小説 #短編小説 #超短編小説

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yoso

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