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セブン#ス初見感想

話のベースが思ったより重くなくて正直びっくりした。今までの重さの反省があるのかな?線たちの12月が重すぎただけなのかもしれない。

にちかが八雲なみという「原点」に対して向き合って、前を向けたのが良かった。途中で完全にリタイアの空気から自力で脱出できたのは偉い。
特に「私またアイドルになれるかな」「そうだよ」の部分。自分なりのアイドル像である八雲なみから会得して完全に振り切ったなって。
ビールケースの上で踊って原点に気づいて、美琴も一緒に立とうとしてくれて。ようやくSHHisは「283プロらしい」アイドルになっていけるんじゃないかな。

美琴が今まで完璧なパフォーマンスしかしてなかったからこそ八雲なみの「アドリブ」を理解できず、でも求められているものだから頑張って理解しようとして「アイドル」にたどり着けたの、ほぼ奇跡みたいなもの(たまたま今回求められていたのが今までの美琴のパフォーマンスじゃなかった)だけど「舞い降りた奇跡も今じゃ欠かせないよね」

そもそも美琴が「こんな感じ」になってしまったのも「アイドル」としてちゃんと見られなかった(相方のキャラクター性を優先されてしまった)のも大きそう。見てもらえず、自分にできることはレッスンだけならレッスンマシーンになるしかない気持ちはわかる。逆ににちかは見てもらえた側だったからこその苦悩なんだろうけけど。

はづきさんが「いいな~にちか」って言ってたところ本当に泣きそうになっちゃった。だって姉として、年長者として欲しかったけど誰にも言えなかったもんね。はづきさんもつらかったもんね……
指を切っても死ぬわけじゃないけど、けど誰かに心配はしてほしかっただろうし。
にちかが中学生になるまで台所に立たせてあげなかったという長女としての責任を果たし続けてるはづきさんにも誰か優しくしてあげて。

サポコミュ2話の最後でにちかにおすすめ聴いたシーンでスタンディングオベーションしちゃった。マジで。この1文を読むために2時間あったかも。

エンディングで「商談」について話してたけど、CANVASシリーズにルカ参加な気がする。
SHHisにルカ加入はマネージャーに対してあまりにも不義理すぎるというか、それじゃあマネージャーは誰が救うんですかって思う。恋人みたいなのがいるシーンがあったけど、これまでルカのために色んなものを犠牲にしたのに283プロに加入!とかってなったらマネージャーがルカ化してしまう。
283プロの代名詞である「WING」のないシリーズだからこそ実現してほしい。

ビールケースのシーン、美琴は「シーズ」だからにちかの横に立とうとしてくれたのかな。そしてそれをちゃんと受け入れてくれたにちかが嬉しいよ、俺は。

にちかの幻聴幻覚とルカの幻覚バトル、全部美琴が原因で引き起こしてるのまあまあ面白い。ウケてる場合じゃないけど。
今回ルカは一緒に舞台に立つことになったけど、美琴はもう今までの美琴じゃなくなったという事実をぶつけられるだけだったのによくパフォーマンスしきったなと思う。途中でキレて帰っても今までのルカならおかしくない。
ぎゅって握るの嫌いなんだよね~→なんでぎゅって握るねん……しかも今までと全然ちゃうし……みんなママの曲好き勝手するし……
あの情緒不安定からこれを耐えられたのは褒めてあげるべきかも。

ルカは美琴が「SHHis」だってことに自分で気づけたというか、もう手に入らないものだと気づけたのが良かった。手に入る(奪い返せる)ものだと思い続けるより、ルカなりに前に進めたんだと思う。マネージャー自身も美琴はシーズですって言ったのもビジネス的な観点も勿論あるんだろうけど、ルカのこともちゃんと考えてあげてるんだと思う。じゃないと美琴のことあそこまで見て、それで大丈夫なんて言えないよ。ルカ美琴に対する責務をちゃんと背負い続けてる大人だなって。

マネージャーはなんであんなにルカに親身になれるんだろう。病的なぐらいだと思うけど、何か理由あるのかな。
ルカも最後マネージャーのことを呼ぶし、この二人の関係は壊さないであげてほしい。なあ、天井努……

社長が八雲なみのために手を回してたの、彼なりの責任の取り方だったんだなって。そしてそれを七草弁護士に手伝って貰ってて……七草弁護士が亡くなってなければ、多分今も八雲なみに対して変なアポイントメント来なかったんだろうなって。言い方は悪いかもしれないけど七草弁護士が亡くなってから色んなものが狂っていったんだと思う。天井努のプロデュース失敗は実はそこまで283プロの設立に問題は起こしてなさそう。

途中のにちかの辛さは正直わかるところもある。せっかくのテレビ番組の貴重なステージで歌えなかったり、美琴に対して失礼なことを言ったり。SHHisの二人は基本的にコミュニケーションが足りてない(モノラル・ダイアローグス)けどより顕著になったというか、他ユニットでは当然のように成立してる相互フォローの関係がないが故にずっと苦しまされてたし、そんな環境は誰にだって厳しいとは思う。

途中でFashionable流れたせいで泣き曲になっちゃった。5thどんな感情で向き合えばいいの?歌詞も跳ねたし。「“自信”という名のドレス 着こなして魅せるから」がやっと実現して本当に嬉しい。セブンス前/後でかなり印象の変わる曲だと思う。

「そうだよ」は5thでやるのかな……みたいなことは正直考えてる。ただ、作中で美琴とにちかがパフォーマンスをしたわけじゃないから、扱いはかなり難しそう。ただハモりのシーンはかなり印象的だったからやりそうな気はする。美琴の衣装もPW衣装だし。実際やっちゃえば誰もそんなこと気にしないんだろうけど。
個人的やってほしい……気がする。うーん。CANVASシリーズ行きな気もするけど。



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