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管を巻く2022

オヒサシブリデス!!(1年ぶり3度目)

2022年を振り返れない

毎年なんだかんだで色んなテーマからその年を振り返ったりしてました。例えばツイートとともに振り返ったり

摂取したコンテンツを振り返ったり

またツイートで振り返ったり

思い返すといろいろやってました。今年も何かしようかな~と思ったんですが……振り返ることがない。
やっぱり年末なので、忘年会だったりで今年どうだった?みたいな話になるのですが特に何もない。特段話すべきようなことが起きてないのです。いや、ちゃんと振り返ったら本当はあるのかもしれない。遊んだゲームや観たアニメだって色々あったし、それこそアイドルマスターシャイニーカラーズはかなり本気だった。

でも逆に、それこそ何か大きな人生に関わるようなイベントは起きなかったし、なんなら仕事的には2021年に戻ってしまった感覚がある。
実家が様々な理由で無くなってから毎年なんだかんだで波乱だった身からすると、何も起きない───平和すぎるのも、それはそれで物足りなくなっている。
勿論いいことなんだとは自分で思う。思うが、じゃあ一年振り返ってどうでした?って聞かれて何も答えられないようなのもどうかと思う。

いや、本当は振り返ろうと思えば振り返れる。それこそアイドルマスターシャイニーカラーズはかなり本気だった。でもそれは、2021年の問題を引きずって迎えた2022年であって、前向きに捉えられたかと聞かれると難しい。
4thライブでかなり真剣に向き合いすぎたせいで一年で使える感情の多くを使ってしまった気がする。

4thライブ。ここに色んな思いを詰め込みました。

それに、書くだけ書いて公開しなかったブログもいくつかある。それらを見返すと、確かに面白い……と思うが、見せられるレベルなのかという疑問符が残るものが多い。書いてる途中で諦めたものも少なくない。2021年ははてなで7本書いているのに、2022年ははてな2本、note2本という体たらく。別にブロガーのつもりはないが、ツイートとは異なった文章も満足に書けていない。じゃあツイートはどうだという話になる。ツイートもおそらくそれほど多くはないだろう───少なくとも、満足のいくような内容の物は。

これだけ書いて、やはり2022年に行けなかったような、2021年に取り残されてしまったような気がする。2021年も2022年もずっと繋がっていて、ずっと寝ていたような感覚だ。
実際の睡眠時間はかなり長いと思う。1日に10時間寝る日も多くなってきた。これは日常が平穏すぎた……何かしらのイベントがなさ過ぎたんだと思う。
何をしても物足りないような感覚がずっとあって、結局満足できずに寝てしまう。満足のいくものに出会っても、すぐに消化しきってしまう。
だからこそ思った。振り返れないことを書こうじゃないかと。今までちゃんと振り返れた───振り返る努力ができたんだったら、それをできないことを書いてもいいじゃないか。そもそもはてなブログで書いてたのにnoteを書き始めたのはそういうパーソナルなことをもう少し表に出してもいいんじゃないかというところからだった。

年々、自分に枷ているものが重くなっている感覚がある。特に今年はそうだった。仕事の話をしない、社会の話をしない、自分の話をしない……そんなことばっか続けていたら、そりゃ話せることもなくなっていく。
なくなるだけならまだいい。今年は特に「会話する能力」というものが失われている気がする。
今まで何を話してうまく言っていたのか、どう会話を成立させていたのか全く分からなくなる瞬間が増えた。もしかしたらこの文章だって、支離滅裂なものになっているのかもしれない。いや、なっているんだろう。
それに気づいてから、さらに会話が下手になった。自覚してしまったのだ。
これは同世代の友人が少ない……コミュニケーションを取らないことも原因なんだと思う。

僕は交友関係がかなり狭く、今年出会った人は少ない。それでも自分なりにお声がけさせてもらったりして、かなり頑張ったほうではあるのだが。
月に1回でも人と遊ぶことのほうが少ない。恐らく現代のオタクたちは通話してゲームしたりしているのだろうが、それをしていないので猶更酷い有様だ。
仕事も出社することはかなり減り、そもそも家から出る日が少なくなった。そして家に居たら誰とも話すことはない。そりゃあ会話も下手になるだろう。

これが大人になる、ということなのか?とも思う。だが、自分が学生のころ見ていた大人はそうじゃなかった。そうじゃない大人たちを頑張って見ていた。こうはなりたくなかったから。
今年は大人しくしていよう、という気持ちが一番にあった。それは見ないように努めていた大人の姿なんじゃないか?

せめてもの抵抗

ここまでに気づいた僕は、なら今年は「よいお年を」とは言わないように心掛けた。
「よいお年を」なんて本当にいい一年を過ごした人が言うべきで、それを言えるとは思えなかったからだ。
勿論この言葉が相手に向けたものだというのは理解している。ただ、理解しているからってその言葉通りに使えるほど僕は大人じゃない。

「よいお年を」なんて欺瞞だ、と思った。別に言われなくても過ごすだろう。こんなのは社会的風習でしかなく、本当にこの季節にかけるべき言葉は「いい夢見ろよ」であるべきだ。
「いい夢」は誰でも平等に見れる可能性がある。時間も、自由も、ほとんどのことは人間に平等に与えられていないが睡眠をとることは全ての人間ができる。これだけは嘘偽りがない。
「いい夢」を見るための努力はそれぞれ必要だろう。でも別に、何もしなくても「いい夢」は見れる。そしてもし見れたなら、その「いい夢」を教えてほしい。

ずっと寝ていたような一年だったから、なおさら他人には「いい夢見ろよ」と言いたい。別に自分が見ていた一年が「いい夢」ではなかったが、悪夢であるとも思いたくはなかった。
きっと、前向きな振り返りをしたら「いい夢」になったのだろう。冒頭の話に戻ってしまうが、今年買ったものを振り返ったり触れたコンテンツを振り返ったりツイートで振り返ったりやりようはあったと思う。でもそれで「いい夢」にしたら2022年は「夢」だったんじゃないかとそのうち思うだろう。

初夢、という文化は凄いと思う。他人の夢はつまらないなんて言われて久しいのに新年だけは夢の話をしていいらしい。一富士二鷹三茄子。
誰が「新年茄子の夢見たんだよね~」からめでたいねなんて言い出したんだろうか。現代ではめでたい要素が一つも見当たらない。

覚えられない

そもそも今年起きたことを覚えられないというのもあった。いや、これは今年起こったことじゃなく出会った人もそうだ。僕は何一つ覚えることができない。
人の顔と名前が覚えられないというが、まさにそれでなんなら思い出すこともできない。顔を見て「あ、知ってる人のはず」と思うことはできても名前は出てこないし名前を見て「あ、知ってる人のはず」と思うことはできても顔は出てこない。
Twitterで見てる人なら日常的に目に入っているから覚えられるが、週1とかで会う人だともう覚えられない。ここまで書いて気づいたがそりゃあコミュニケーションもまともに取れないだろう。相手のことを知らないんだから。

顔と名前だけじゃない。出来事だってそうだ。
今年遊んだゲームなんかほとんど覚えてないし、見たアニメも覚えてない。タイトルを言われれば勿論出てくるが、言われないとここ3か月ぐらいのことしか覚えてない……3か月も怪しいか。
だからこそ毎年頑張って記録を付けたりしている。これはタイトルを記憶することを諦めて中身を覚えることを優先したクレバーな方法だと思う。

記録すること自体を忘れてしまうこともあるが。

記録しないでも覚えてられることも勿論ある。それはあまりにも衝撃的だったり刺激が強かったりしたコンテンツが多い。名作だったな~ってやつは改めて思うとちゃんと覚えているような気がする。
現代のコンテンツの消費速度云々の話におそらく繋がっていくんだろうが、これは本題とは離れてしまうからいつかの機会に書けたらと思う。ただ一つ言いたいのは、僕は本当は全部覚えていたいのだ。いや、悪いことは覚えている気がする……悪いことをみたら覚えないように、逃げるように寝るようにしていた。

GO TO 2023

2022年に行けなかったならせめて2023年に行くにはどうしたらいいのか、でもそれを覚えてられるのか……前に進むには問題が多い。
とにかくずっと寝ることをやめればいいのか?交友関係をもっと広げて、コミュニケーションを取る努力をするべきなのか?記憶することを諦めないほうがいいのか?

別に新しいことをしなかったわけじゃない。ピアスを開けてみたりランニングを始めたり、買い物だってそれなりにした。社会的な立場で言えばもっと挑戦自体はしている。それなりに良くしようと努力したつもりだ。ただそれらはすぐに慣れに代わってしまったのだ。
だったら、慣れに代わる前にもっと刺激のあることをするべきなのか、そもそもそんなすぐに慣れるべきじゃないのか。

そもそもこの問題は2021年最後のほうから若干気づいていたのだ。気づいていながら、見ないふりをずっとしていた。
いや、見ないふりもしていないのかもしれない。忘れることができるのだから。

どうしたらいいのかなんて全くわからない。わからないが、わからないことだけは分かっている。だったらせめて、この後悔を抱きしめて2023年に行こうじゃないか。2023年の最後は「よいお年を」と言えるようになろうじゃないか。

だったら最後に、2022年に唯一言えることだけを皆さんに伝えて終わろうと思う。
いい夢見ろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!

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