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スカイウォーカー

「走れ、止まるな、手を下げろ、
  まだ飛ぶな あぁー↓」

これが私が体験した
初めてのパラグライダーで
インストラクターに浴びせられた
言葉である

何年も前になるが
やはり芸は沢山持っていたほうが
良いと思い、若いうちにしか
聞けない、体験できないことを
しておこうと思い
思い立ったのがパラグライダーである

よくTVでやっているインストラクターと
2人(タンデム)で空の旅へってのは
全然自力じゃないからダメ
芸にならない
タンデム飛行しようがしまいが
結局最後は1人で飛ぶのだ
最初から1人で
飛ぶんだとしないと上達などしない

私は最初から1人で空を歩きたいと
思っていたので、タンデム飛行は
やるつもりはありませんでした

会社の同僚を巻き込んで
パラグライダー体験に出かけました

そのインストラクターの人は
言い方が正しいかわからないが
保守的で、
命の危険があるから気をつけろ
のスタンスで教えてくれました

パラグライダーの初めは
スキー場のゲレンデくらいの広さ、
角度の坂を使って軽く飛ぶというのが
始まりです

確かにそうだ
その坂を山の高いところにすれば
その先は空なのだから

パラグライダーのパラシュートと
自分のハーネスを繋いで
浮き上がるまで走るのだ

そして、浴びせらる 

「走れ、止まるな、手を下げろ、
  まだ飛ぶな あぁー↓」

合ってるから正しいとは
思うんだけど
なんだろう言い方かな
うーーん

初めてのパラグライダーは
あまり楽しくありませんでした
インストラクターガチャみたいなのは
あるみたい

大体要領は掴めたので
次は別の場所で教えてもらうことに
しました。

今回のインストラクターの人は
非常ににこやかに対応してくれました
「私たちのサークルは
みんな別の仕事をしていて
本当に趣味としてここに集まって
練習、その上の滑走路を使って
空の旅に出かけてます」
「最初は怖いですが
練習すれば皆さんもできます」

前向きな言葉だ
よかった

私はつい前回の保守的な人の話を
してしまいました

私「前回、指示が全部命令系で
あまり楽しい感じゃ
なかったんですよ」

インストラクターさん
「そうなんだ、何々さんでしょ
知ってるよ、年2回くらい会ってるし
まぁ、人柄ってあるよね笑」

私「そうですよね笑」

インストラクター「じゃあ、行ってみますか」

坂へ移動です

では
いざ、坂を駆け降ります


...


「走れ、止まるな、手を下げろ、
  まだ飛ぶな あぁー↓」

一緒 笑

空を飛ぶのは危ないんだと
痛感し、芸にするのをやめました

ホリケンサイズ、ホリケンサイズ

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