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ゾーン お笑い概論5

「笑う」
この人間固有の生物学的反応には
大小があると思います。
小笑い、笑い、大笑い、爆笑など
大きさによって種類があり、
それをひっくるめてすべて
笑う≒お笑い
と評価されているのが
現状だと思っています。

例えば、なぞかけ

「座布団とかけまして
 ペヤングソース焼きそばととく
 その心は
 四角さに気持ちを込める味な奴」

ペヤングソース焼きそばのCMなんですけど(笑)

これを聞いて、爆笑する人は
まぁ私の周りにはいませんね。

いいんです。これは小笑い、笑い
を狙っているので
上手い、座布団一枚とかよくゆう面白い(Interesting)
と思われる表現をしているものになるので
これはこれでお笑いとして成立しています。

漫才、コント、笑い番組はどうでしょう。
おそらく表現したいのは
面白い(Funny)のほうで
笑いから爆笑を狙ったものが多いと思います。

アメトークの何芸人の時かは忘れましたが

天竺鼠の瀬下さんが辛い物を食べて
悶えている顔に対して

プラスマイナスの岩橋さんが
「ミスターチルドレンの桜井さんやー」

皆さんもぜひ動画探してください。
ドンピシャなツッコミ 笑

これは爆笑に当たると私は思ってます。

ただ、何か府に落ちない感じありませんか。

本当に小笑い、笑い、大笑い、爆笑で網羅できているでしょうか

何か見落としていませんか

皆さんは体験したことがありませんか
ある人もいれば、ない人も
いらっしゃると思います。

笑いすぎてそのループから
出られなくなった経験
ありませんか。

笑いを堪えたいのに、堪えられず
何度何度同じことで笑ってしまうことを
体験したことがありませんか。


ゾーン



「ゾーンとは、集中力が非常に高まり、周りの景色や音などが意識の外に排除され、自分の感覚だけが研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態を指します。」

上記のものはスポーツでよく使われるいわゆる「ゾーンに入る」
集中力が極限まで高まり、感覚が研ぎ澄まされたように感じる状態のこと。

これに近いと思いませんか。

あれは、突然扉を開くのです。
自分からはその扉を開けることはできません。
中に入ると自分から外に出ることもできません。



私はこれが祖父のお葬式で起こりました。

私の祖父はお坊さんで流派が変わっているのか
どうかはわかりませんが、
お経が他と少し変わってました。

葬式のお経の途中で急に柄杓に水を入れて
「バンバンバン ランランラン」と言いながら
周囲に水をまき始めました。


私は完全にゾーンに入りました。

私はゾーンの中で
何度も何度も自分を責めました
けれど、出ることはできません。
ゾーンは入ることも出ることも
自分の意志ではできないのです。

葬式のあと、なんで俺はこんな時に笑ってしまうのか
死にたい 
あっ 
じいちゃんに失礼だ
基、
罰を与えてくれと思いました。

ただ、不謹慎なことを承知で言いますけど

あの抜けられない、苦しい、誰か助けてくれと
思ったのに、ふと振り返る

あの完成された空間は何だったのか
もう1度入りたい、
どうしたら入れるのかと
思うようになりました。

なんども試みましたが入れませんでした。

ゾーンは入ろうとすると入れないものなのです。


私がこのお笑い概論を書き始めたきっかけが
このゾーンについて、解明を行い
入りやすい条件を導き出したいからです。

ここで一度定義を決めておきます。
スポーツのゾーンと区別をするべく、
笑いのほうのゾーンは
ひらがなで「ぞーん」とさせていただきます。

「ぞーん」とは
笑っている対象に対して集中力が極限まで高まり、
笑うという感覚のみが研ぎ澄まされていく状態。
自分では制御できない笑いの渦に飲みこまれている状態のこと。


と定義させていただきます。

皆さんもぜひ、
私の研究材料として
皆さんの「ぞーん」に入った経験をお聞かせ願えないでしょうか。

私もこのお笑い概論で
「ぞーん」について言語化を試みますので
どうかご助力いただけると幸いです。
宜しくお願い致します。

長くなったので
続きはまた今度書きます。

おひさしブリーフ ゲッツ

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