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シングルケースデザイン実践(その4)


M-GTA

 前回書いた食レポっぽいものを、M-GTAっぽい感じのやり方(難しいので自信がない)で料理していく。ああもう、M-GTAを使ってるなんて言っていいのか、こんな使い方でいいのか、ストレスでもお腹を壊しそうだ。

M-GTAをやってみる練習、練習ですよ練習。

 食レポ内の要素を取り出し、仲間でまとめて、どんな構造になっているか再構築する。

 こんな手順で進む。
 1)記述された内容を抜き出す
 2)内容を少しだけ抽象度を高くしてわかりやすくする
 3)ラベルを仲間にまとめる

 ところで、M-GTAとはインタビューで語られた内容にどんな要素が入っていて、その要素同士にどのような関係があるかを検討する方法のことである。そもそもGTA(グラウンデッド・セオリー・アプローチ)というものがあって、それに対してM-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)があるが、どちらもインタビューを分析するツールである、ということまでしか言えない。違いがどうかまでは別の記事に書けたらいいな。宿題。

 材料が揃ったので、カテゴリ関連図にするためにパラダイムを利用する。
 パラダイムとは、バラバラにしてしまった要素をどういうストーリーに仕立てるか、そのための骨組みである。
 パラダイムは
・状況/条件:いつ、どこで、どうして
・行為/相互行為:その状況に対して誰がどのように対応するのか
・帰結:その結果として何が起こったのか
 ・・・と習ったのだけれど、「行為/相互行為」は全部私がやっていて、何をするかは固定にしてしまったので、以下のパラダイムに変更してみた。
・状況/条件:いつ、どこで、どうして
・帰結1(直接的):飲んですぐ思ったこと(外部からの刺激に対する反応)
・帰結2(間接的):飲んで少し経って考えたこと、起こったこと(自分の頭、心の中での動き?)
 どうなるだろうか。

 最近SimpleMind Proを使うのが楽しいので、試しに使ってみた。これでいいのか、どうなのか。要素を二つ以上のカテゴリに入れ込むのは難しそう。矢印は引っ張れるけれども、見にくい。

プロテインを飲むことについてのカテゴリ関連図のようなそうでないような・・・
似ている味リストはただ多いだけなので非表示

 不安になったのでGTAとM-GTAの資料を読むと、どっちのやり方も混ぜこぜでやってるんじゃないかという疑いも出てきたので、胃薬を飲みたくなってきた。
 次回、ストーリーラインを書いていく。


つづく

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