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本を処分

先日、ある一つの収納棚を処分するために、その収納棚に入ったものたちをしまうスペースを作るため、私の本を処分した。

ここ数年は電子書籍をたくさん買っていたけれど、新刊や電子書籍にならない本、技術書、紙で見たほうがいい本などはまだまだ多い。

以前の私には必要だった本も、年数を重ねれば情報が古くなっていたり、いまさら読まなかったり、もう自分の中に取り込み済みだったりする。

これまでにも何度か処分するときはあったけど、そのときに対象にならなかった本を今回は売ることにした。

ちなみに、本は普通に資源ごみとして出せるけれど、私は古本屋にお願いした。

二束三文だけれど、古本屋に持っていけば、いつかまた読みたくなったときに私が買うことができるかもしれないし。買い取り価格が10円でも20円でも価値を感じられるのがいい。たまに「お、こんなに♪」という喜びがあるのもいい。

処分する前は、「処分したら後悔するかもな・・・」と思う本たちも、いざ手元になくなってしまっても、後悔は意外としない。むしろすっきりとする。手放した本がどれも、何年も本棚にありながらほとんど読み返さなかった本だったのだからまあ当然かもしれない。

以前の私を助けてくれた本もいくつかあったけど、「もう私は大丈夫」と思える状態になっているし、だったら、そういう本は他の誰かの助けになるようリサイクルされた方がいい。

学ぼうと思って思い切って購入したのに、なかなか進められなくてついに挫折した本もいくつかある。自分の意欲のなさや理解力のなさに情けなくなるけど、まあ、仕方ない。私には無理だったと思おう。毎回この類の痛みはある。

人との関わりがある本もなかなか手放しづらい。贈り物の本、献本、友人が書いた本など。でも、「その本と私」という関係性だけで思い切って処分したものもある。関わった知人・友人への思いまで込みで考えると決断が鈍る。きっと私にその本を届けてくれた人だって、「重荷になるくらいなら処分していいよ」って思ってくれるんじゃないかと思う。

本に限らず、生きていればそれだけ手元に来るものも増えるわけで、それらをすべて持ち続けるのは大変。いつかはどこかでさよならしないといけないんだからね。

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