1.始めたきっかけ

過去の投稿記事でSuno AIという音楽生成AIについて触れてきました。少しばかりその経緯を書いていきましょう。

昨年(2023年)末、巷ではSuno AIが他の音楽生成AIに比べて凄い！という噂だけを漠然と聞いて、AIに疎い私も少しだけ体験的に触って見ようと思いました。

普通ならここでSuno AIの新規登録方法とかを細かく書いたら良いんでしょうが、他で類似の親切な記事がございますから、#Suno AI とか #Suno で探せば色々見つかると思います。作業はWEB上で全て行えますし、登録だけで無料で体験出来ます。

話しを戻します。年末に試しに会員登録してみました。さて、何から始めるの？

まずは歌詞をプロンプト入力する必要があるみたい…。でもご安心を、その場でSuno AIが歌詞を作ってくれる機能があるじゃん！使い方も分からないから、作詞の条件など指定もせずに「Make Random Lyrics」をポチっと押したら、何やら英語の歌詞が勝手に入力されました。英語の意味も分からないのでそれを採用！

ジャンルの入力欄に、思いつくジャンルもないので、ただ「ROCK」と書いてCREATEボタンを押してみました。

無料メンバー(BASIC Plan)は1日10曲まで作成できます。1回のCREATE押下で2曲作成されます(つまり5CREATEまで出来る)。3、4回(6、8曲)繰り返し作成したら、なんか耳馴染みの良い感じの曲が出来てるじゃないの！そう、ちゃんと歌まで歌ってくれるんです！

おお！凄いぞ👏ちゃんと曲として聴けるし、なんなら皆にも聴かせなきゃ！って事で、急遽自分の映像と共にその曲をBGMとして編集。それをnoteにも1月18日に載せてみたんです(以下「私のAI元年」)。

上記はnote用に映像に歌詞テロップを載せて限定公開しているのでアクセスは少ないです。noteに載せる前にYouTube公開したのが歌詞表記なしの以下の映像です。それでもやっと50アクセス超えた程度ですが…。そう、人気のないYouTuberなのです。

2.歌詞も付けてみよう

ここまで来て俄然やる気が出てきました。せっかくならオリジナルの歌詞を付けて、CMっぽい映像を作ってみよう！お馬鹿さんは調子に乗るとこんな感じに後先考えずやっちゃいます。

ちょうどその頃(昨年末)、チャットAIサービスの「Claude 2」が日本語に対応して話題になっていました。

2023年10月16日、チャットAIサービスの「Claude 2」が日本語に対応しました。チャットAIというとChatGPTが有名ですが、Claude 2はその本命ライバルになるとも言われてました。ここは勉強も兼ねてやってみますか！って思っちゃった訳。ChatGPT4でも良いけど有料でしょ？私はまだ素人の域だから有料には手を出すな！の精神で1本筋が通っているんです。

さて、Claude 2もWEBで簡単に登録出来るから、導入方法については割愛しますね(憶えてない💦)。

さて、チャットタイプだとプロンプトに指示する内容が細ければ細かい程良いことくらいは、ChatGPTを少しかじった時に経験しました。

それで作詞に関しては、作詞家の先生にお願いするように条件を指定して、希望通りの歌詞が出来上がるように準備しました。

まずCM対象となる企業は今現在はまだ存在していないけど、将来的にそういう道に進む(起業する)夢を持った私の友人「みさみさ」の、将来付けるであろう団体名にしてみました。その名は「medibeauty」。現在医療関係の仕事をしながらも、ある夢を持っています。

▼medibeauty公式WEBサイト
https://medibeauty.my.canva.site/

それは美容側からのアプローチ(メイクやファッション)により、患者さんの生きるパワー(生きがい)を引き出し、医療の不足している所を補うお仕事(笑顔でいっぱいにします)。noteでも執筆中なのでぜひフォローして読んでみてください。

その企業名「medibeauty」と、主人公の名前を「みさみさ」として歌詞に入れるように指示し、それに付け加えて楽しい感じになるように依頼してみました。

さらに構成はAメロ、Bメロ、サビの形でお願いしました。

結果が以下です。

【歌詞】

Aメロ:
みさみさは 笑顔いっぱい
朝から元気に 美しく生きる
健康な毎日を 過ごしたいの

Bメロ:  
体の変化には さみしさもある
でも前を向いて 笑顔失わない
大切な人と共に 幸せ目指す

サビ:
medibeauty みさみさの笑顔守る
いつまでも美しく 輝き続けられる
medibeauty ともに未来へ

この結果を受けてさらに指示を出してみました。この歌詞を英語の歌詞にして下さい…と。すぐに英訳してくれました。※英語詞は最後の映像内に歌詞テロップがありますので、そちらをご覧下さい

なんかSuno AIって英語の歌詞の方が耳障りの良い曲を書く感じがしてたので、英語の歌詞も予め準備しておいたんです。これは後に役に立ちました。

さあ、この歌詞をSuno AIに入力して曲の完成だ！

3.いよいよ作曲だ

以前やったとおりですが、今回は歌詞は既にあります。Suno AIの歌詞の欄にコピペして歌詞を入力しました。今回は英語の歌詞の方を採用しました。

実はこの直前に日本語歌詞も試したんですがどれもピンと来ない…。それでCREATEの1日の回数も限られていますし、英語の歌詞で作曲を依頼したんです。確か2回目の依頼で軽快なロックナンバーが出来ました。

ここで問題発生！

無料プランのSuno AIは最長でも1分20秒までしか曲として作成してくれず、突然ブチっと切れます。希望としては3分位の楽曲を作りたい！※有料プランはどれくらいの長さの曲が出来るんでしょうか？

形としてはサビ＋αまでの尺が出来上がっているし、素材としては十分です。なので、これを3回繰り返して、1曲として仕上げてみようと思いつきました。

4.自分でも弾いてみる

ここでiPhoneの楽曲制作には欠かせないアプリGarageBandの登場です。

ここに作曲した音源データをそのまま乗せます。

GarageBandのメトロノームと合うように楽曲のテンポを慎重に割り出し、先程の音源とズレが無いことを確認しました。Aメロ、Bメロ、サビ、間奏部分を1つの塊として不要部分はカットして、さらにこれをコピーしてもう2つの塊を作りました。

つまり同じ音源を3回演奏させるのです。そうすれば3分近くの長さの楽曲になりますよね。ただ、これだと繰り返してるのがバレバレだなぁ…。

という事で間奏部分には元々ソロ楽器が入っていなかったのもあって、間奏のソロパートを自分のキーボード演奏で追加し、2回目、3回目と違うフレーズにする事で繰り返し感を無くしてみようと思いました。ちょうど手元に借り物のMIDIキーボードがあったんです。

キーボードのソロ演奏には自信なかったけど、一旦入れてしまえば失敗部分は修正出来るのが打ち込みの良い所。早弾き部分はかなり修正して誤魔化しました。

また、2回目のAメロにはバックにオルガンの伴奏とカウベルをカンカン叩き、1回目とはちょっと違う雰囲気も出したりして…。3回目はカウベルだけ挿入。このようにループしているのを騙す作戦です。

完成した音源は1つの音楽データーとして保存します。

5.映像を付ける

映像は以前よりCapCutを使用していて、ある程度は使い慣れています。

まずCM冒頭部分(22秒まで)は、CapCutに登録されているテンプレートの中から、CM風素材を見つけ、そこにみさみさの画像を何点か入れるだけの簡単な物にしました。

22秒以降にSuno AI+GarageBandで完成した楽曲を乗せ、マニュアルでみさみさ画像を並べ、あるいは過去編集した映像の断片を貼り付け、映像作品にして行きました。

最後に3ループ目の映像には企業の紹介、業務内容などをテキストテロップで入れて、宣伝映像として完成させます。

締めは企業ロゴと女性の声での「medibeauty」の発声を追加。声はCapCutにテキストを読ませる機能があるのでそれを使用しました。

6.CM完成！

完成作品はYouTubeに「みさみさmedibeauty第3弾❣️」としてアップしました。本記事のラストに貼り付けてあります。

そうです。実は第1弾、第2弾とあるのですが、今回は省略しました。特に第2弾の方は今回の作詞の中でも使用してない日本語の歌詞のバージョンです。全然曲が違いますから機会があったらついでにご覧下さい。

ここでは本文に書きました第3弾❣️だけを載せておきますね。

7.まだまだ続く曲作り

実はここまでやって思いついた事があります。何かと言うと、演奏部分を全て自分でやりたい！また、バカな事を考えだしました…。

この続きは次回の投稿記事に書きますね。お楽しみに！

※Suno AIで注意しなければならないのは、Basic Planだと非営利が条件となっています。
皆さんの中でSunoを商用利用したい場合はPro Plan以上を検討してくださいね。

付録.関連する投稿記事

#AIとやってみた