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個展のリソグラフ作品とデータの作り方

VOIDでの個展は無事終了しました。たくさんのご来場どうもありがとうございました。小田島さんをはじめVOIDのスタッフの方々にもお礼申し上げます。

今回の個展ではリソグラフ作品を10点展示しました。その画像をすべてここに掲載します。それと、自分なりにPhotoshopで作ったリソグラフ用のデータも一点サンプルとして置いておきますので、興味のある方は参考にしていただければ幸いです。

以下、それぞれの絵について、上がPhotoshopでのシミュレーション、下がリソグラフです。

リソグラフでは、元のデータには無いムラが出たりします。そこも味でしょう。また、デフォルトでは濃淡のある色面がディザ(網点ではない極小の点々)で刷られますが、現場でディザではなく網点を選ぶこともできます。網点の大きさは大・中・小の三種類あるようです。それと、インクの透明度が色によって異なるので、どういう順番で色を重ねて刷るかによっても結果が変わってきます。

この恐竜の絵は、青版だけ一番小さい網点を使っています。それ以外の赤、灰、黄はディザです。

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25年以上フリーランスのイラストレーターとして生きてきた経験から、考えていることや考えてきたたことを綴ります。海外の仕事のことや、ときには…

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