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動物の擬人化についての考察

イラストレーションにおける動物の擬人化についてです。

実際のところ、擬人化した動物の絵を描いて仕事をしている人はかなり多いのではないでしょうか。

実は、僕は全くゼロというわけではないですが、ほとんど擬人化動物の絵は描いてきませんでした。なぜでしょう。たぶん難しいからだと思います。

現実の世界では、僕はどちらかというと人間が苦手で、動物が好きです。でもそれが絵の世界になると逆になり、なぜか動物はあまり描かず、人間を描くのが好きなのです。どうしてなのかは自分でもよく分析できてません。

一つ言えることは、僕にとっては動物は、もちろんデフォルメしたりシンプルにしたりするのは全くオーケーというか、むしろ推奨したいくらいですが、なるべくそのままの姿が一番魅力的で、擬人化されたものにはあまり惹かれないというのがあります。

犬はけっこう描いてきました。柴犬を飼っている柴犬好きというのが多少知られているのか、柴犬を描く機会はまあまあありました。他にも、シロクマだとかクジラだとか、動物を描くことも、人間と比較すると少ないものの、それなりにあったと思います。

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25年以上フリーランスのイラストレーターとして生きてきた経験から、考えていることや考えてきたたことを綴ります。海外の仕事のことや、ときには…

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