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恐竜はすぐにいなくなる

陶器というか陶製のものが好きだ。ガラスも好きだけど。そういえば鉄や真鍮も好きだった。要は硬いものが好きなのである。

最近インスタグラムでもフォローしているセラミック・アーティストのBrett Kernという人がいて、彼の陶製の恐竜に惹かれてちょっと前に2つばかり購入した。

これらの恐竜は、一見空気を入れて膨らますタイプのビニール製おもちゃのように見えるが、実はそれを模した陶器の作品なのである。言うなればJeff Koonsの庶民版という感じだろうか。

小さいほうは一万円強という値段で、非常に買いやすい。しかし、求めやすい値段のせいか、ものすごく人気があるので、かなり入手困難である。

彼のインスタグラムを追いかけていると、今度ショップでまた販売するよというアナウンスがあるので、みんなそのときを待ち構えているのだ。ただ、本当に1、2分の間に全て売り切れてしまう。運良くカートに入れられても、決済のためにいろいろ入力している間に誰かがかっさらって行ってしまうのだ。

先日も彼のショップに大幅アップデートがある旨の告知があった。僕はすでに二体持っているので、運良く買えたら買おうかなというくらいの気持ちで眺めていたのだが、あっという間に全部SOLD OUTになってしまった。

追記1 eBayにこれらの作品を何点も出品している転売ヤーがいて、本人がインスタで怒ってました。ありがちな話ですが、欲しい人がなかなか買えないところを、転売目的で買ってオークションに出す人がいるのを見れば憤りも感じるでしょう。

追記2 興味を持った人のために少しだけ質感の話です。とても良心的な値段で贅沢は言えないのですが、特にサイズが小さいものは、ビニール製のおもちゃであると錯覚するほどのリアル感は薄いです。陶製なのでどうしてもぼってりとしており、シャープさが足りないのと、色が濃い作品の場合は釉薬の乗りが薄いところがあって、まあ陶器だよなという感じです。よりビニール感を求めるならば、釉薬の濃淡が目立ちにくい薄い色の恐竜のほうがいいかもしれません。それでもとても満足度の高いモノには違いないと思います。全ての恐竜にサインとエディションナンバーが入っており、空気を吹き込むための口(を模したもの)の部分は金色になっていてオシャレです。


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