この世界でたった独り。

静かに落ちていく
暗い深い世界
目を凝らしても
何も見えなくて
手を伸ばしても
何も掴めなくて

人のすがって生きてきた
人の後を追いかけていた
人が作った場所で過ごしていた

自分の足で立とうと思った時
自分を支えていた物が全て無くなり
全く知らない世界に放り込まれた
明かりもない
音もない
どこを向けばいいのかもわからない

ただ落ちていく

落ちていく中で覚悟を決めた
ここで生きていくしかないのだと

すると落ちるのが終わった

少しだけ明かりが灯った

この明かりをどんどん大きくして
僕だけの道を照らそう
前に進もう

この世界を作るのは
僕だけなのだから

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