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#52 Umar Nurmagomedov vs. Bekzat Almakhan のレビュー

*プレビューはこちら↓

参照:

対戦カード結果

勝者と結果:

ウマルが序盤のピンチがなかったかのような超ドミネイト。3R判定で勝利しました。26−30*2名、25−30のジャッジもいました。

内容コメント:

 サウスポーのウマル。なんとなくお互いにいつもより近い距離で立ち会っているように見えました。アルカハーンが打撃を放っていくがウマルにとっては想定以上に強力に感じたように個人的には見えました。ミドルを蹴られるとサウスポーからオーソに切り替える動きも。ウマルがスイッチをする刹那、アルカハーンのパンチがテンプルを捉えまさかのダウン、明らかに効いた動きでしたが、即シングルからTD。後はウマルのゲームになった印象です。
 どんな状態でも自分の武器で凌げることが、ウマルの強さの背景にあるように感じました。とゆうか強いレスラーはすべからく、苦しい場面でレスリングを出せるからこそ強いのでは?多分ストリートの喧嘩でもめちゃ強いんだろうなぁ。と感じさせます。

ポイントになったこと:

 ウマルのTD力。ピンチの際の判断と戦略の切り替え。

次回対戦カード希望:

 ウマルは一度流れたサンドハゲで確定でしょう。逆に負けたながらも期待をもたせたアルカハーンの次戦にも期待したいです。

想定内/再確認事項:

 アルカハーンの肉体と打撃の強さ。寝技のレベルはまだまだ。
 ウマルのTD力と寝技支配力が上回ること。

想定外/驚いたこと:

 ウマルがあまり足技を使わなかったこと。アルカハーンを警戒してか?

発見/学び:

 スイッチの瞬間、どんな選手でも隙が生まれる可能性がある。

その他

 メイン一発目、シェネルvsエルセグ。印象的なKO勝ちでエルセグが連勝を伸ばしました。フライ級でここまでインパクトのあるKO勝利を挙げられるのは素晴らしいと感じました。停滞しつつも混沌のフライ級。ここに我らが堀口が加わることを強く希望する一方で、もしかしたら新勢力に飲み込まれることもあるのかと思うとちょっと怖いです。

次回予告

次回のUFCは、UFC 299: O'Malley vs. Vera 2。豪華なマイアミ大会には初防衛戦のオマリーが登場です。

 プレビューを予定している試合は、Dustin Poirier vs. Benoit Saint-Denis。やや陰りが見えるベテランのポワリエと新勢力サンデニの一戦。35歳のポワリエにとって、トップレベルで戦える時間は限られているのかもしれません。そんな中、ここに来てスーパーファイトではなくサンデニを迎え撃つ姿に痺れます。

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