対戦カード概略

対戦概要　：ストロー級で実績がある二人の、なぜかフライ級の一戦。
ランキング：ヒバス＃８、ナマユナスNR
オッズ　　：ヒバス＋１７０、ナマユナス−２１０
参照　　　：

Amanda Ribasについて

スペック

年齢：３０
身長：１６０
リーチ：１６８
スタンス：オーソドックス

戦績

12-4-0
勝利内訳
・KO：３
・一本：４
・判定：５
敗北内訳
・KO：３
・一本：０
・判定：１
直近戦績
Win - Pinheiro　KO
Loss - Barber　KO
Win - Araujo　判定
ファイター印象
＞陽気なヒバス姉さん。アグレッシブで獰猛な戦いと勝利後の笑顔が印象的。

SWOT分析

強み：打撃、アグレッシブさ。
弱み：打撃ディフェンス。
機会：手数とアグレッシブさで勝る。相手のメンタル面
脅威：経験で劣る、打撃の技術。距離のコントロール。

コメント

　陽気なブラジル人、勝利後にDCに飛びつく姿、勝利インタビュー時の笑顔が印象的。戦い方はアグレッシブで手数多めの印象。前戦はストロー級でKO勝利しパフォーマンスボーナスをゲット。階級はフライとストロー行ったり来たりのキャリア。前回良いパフォーマンスに思ったので今回もストロー級の方が良いのではないかと思ったりしますが対戦相手がなかなかいないんでしょうか？柔道と柔術の黒帯とのことであまり印象はないですが寝技も実は強いのかも？？TDDはUFCで８７％と高く、こちらも柔道実績の賜物なのかも。

Rose Namajunasについて

スペック

年齢：３１
身長：１６５
リーチ：１６５
スタンス：オーソドックス

戦績

11-6-0
勝利内訳
・KO：２
・一本：５
・判定：４
敗北内訳
・KO：１
・一本：１
・判定：４
直近戦績
Loss - Fiorot　判定
Loss - Esparza　判定
Win - Weili　判定
ファイター印象
＞

SWOT分析

強み：距離のコントロール、打撃テクニック
弱み：ムラのある戦い、メンタル、手数の少なさ
機会：打撃で優位、経験値の差、強い相手に勝利の実績
脅威：相手の手数、組や近い距離の攻防/ガチャガチャした展開

コメント

　ストロー級現王者ジャンウェイリーを二度破った選手。先日殿堂入りしたヨアナにも二度の勝利をもつ。MMA女子選手の中でもトップクラスの実績を誇ります。初代王者エスパルザに敗れタイトルを失った後、フライ級に上げるものの、前戦のフィオロとの対戦では打撃の積極性でポイントを失い敗北。なんとなくですが体格的にフライ級はきつそうな印象をいだきました。
　素晴らしい距離のコントロールから相手を一撃でKOするスナイパーのような打撃力というか打撃技術を持ちます。メンタルが充実している時はそのニックネーム＝"Thug"に恥じぬ怖さのある攻撃を見せますが、ムラっけがあるのか精神的に弱いのか、手数が出ない、弱気になりすぎる試合展開を見せる時もあります。
　基本的には有利な対戦相手になると思うのですが、今回はどちらのナマユナスが出てくるかで結果が大きく変わるかと。

試合内容について

勝者予測

　基本的には実績に勝り打撃戦で有利と思われるナマユナス勝利を予測します。過去の実績を考えれば十分KOできる相手かと。　

予測/考察

　数年前にこの対戦があれば圧倒的なナマユナスフェイバリットになっていたっともいます。攻撃的なヒバス相手に切れきれのレンジコントロールとカウンターで切って落とす姿が理想像として浮かびます。しかし、近年メンタル的な影響なのか消極的な戦い方が目に付くナマユナス。悪い時の彼女が出てきてしまえばヒバスの積極性と打撃数でポイントを落としてしまうことが無きにしも非ずかもです。また、お互いに警戒して打撃が出ない展開となると今回メインイベント５Rのこの対戦はブーイングが飛び交う地獄のような２５分間になってしまうかも。。。ヒバス勝利のパータンを考えると、なかなかフィニッシュすることは難しいように思います。手数を盾にポイントを取り、接戦をものにすることが重要なのかもしれませんが、あまり積極的に戦いすぎるとナマユナスの打撃が怖い面があります。前に出れば相手が怖く、賢く戦えば盛り上がりに欠ける５Rになりえる。ちょっと難しいメインイベントを任されたこのカード。どんな展開になる事やら。

終わりに

　UFC299と300の間のファイトナイト大会は地味な興行が続きます。今回は女子フライ級マッチがメイン、次の興行も女子フライ級がメインとちょっとカードの消化に取り組んでいるようにも感じてしまいます。そうゆう時こそ以外に盛り上がる興行になるケースもありますが今回はいかがでしょうか。。。