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#58 Charles Oliveira vs. Arman Tsarukyan のレビュー

*プレビューはこちら↓

参照:

対戦カード結果

勝者と結果:ピンチを抜け出し粘り強く勝利を得たツァルキヤン

3Rスプリットの判定でツァルキヤンがオリヴェイラを下しました。勝ちある勝利。これで次期王者挑戦になるはずです。

内容コメント:支配したツァルキヤンとフィニッシャー オリヴェイラの怖さ

 1R早々蹴りで足を滑らせたツァルキヤンにオリヴェイラが組に行き電光石火のギロチンを仕掛けます。かなりタイトに見えましたがど根性のツァルキヤンを早々に仕留めることは難しいかな?と感じそこまでヤバさは感じていませんでした。3Rはガブリからオリヴェイラがダース。これは本当にヤバいと感じました。以前は後半ラウンドではすでに息も絶え絶え、精神的にも弱さを見せるケースのあったオリヴェイラが逆転の一発で仕留めようとするあたり。ライト級にあげて本当に進化したと思いましたし、元王者のプライドを見せたと感じました。
 オリヴェイラはいつ何時でも危険なフィニッシャー。そんな相手を攻略したのはツァルキヤンの運動量とサブミッションを恐れないテイクダウンとトップキープ、つまりMMAとしての総合力の高さを感じました。 

ポイントになったこと:ツァルキヤンの攻/防含めため総合力

 元来ツァルキヤンはバランスの良いファイターであると感じていますが、相手にかかわらずその総合力を発揮できるファイターであると再認識しました。グラウンドが危険な相手でもしっかり自分のゲームを遂行できますし、それを実現したサブミッションディフェンス。今回も総合的な戦いで勝利したように感じています。もし、今回、サブミッションを警戒しすぎて打撃だけで戦う、または逆のパターンでは結果は違ったのではないかと思います。やはりツァルキヤンの総合力の高さ、MMAで勝負したことがポイントであったかと。

次回対戦カード希望:待望の王座戦

王者マカチェフの次戦は6月のvsポワリエで内定。この勝者と24年後半の対戦が既定路線と思います。ただし、もしもポワリエが新王者になった場合、今回印象的なKOを勝利を挙げたホロウェイと三度目の戦いというのもなきにしもあらずだなぁ。。。と思ったりしますが。

その他

 記念大会であるUFC300。プレリムからメインまで最高の試合が並びました。特に印象的なのはやはりホロウェイvsゲイジーのBMFタイトルマッチ。世界最高にレベルの高い団体で戦いの内容でこんなに盛り上げられるんだから本当に最高、まさにBMFとしか表現できないと感じました。
 そしてメインのペレイラ。相手も当然警戒しているはずの左フック一発で相手を仕留めてしまいました。コンパクトな打撃なのに相手の意識を刈り取る恐ろしい威力。ヘビー級の挑戦もコメントしていましたがどこまで通じるのか?ちょっと興味があります。

次回予告

次回のUFCは、UFC Fight Night: Nicolau vs. Perez。残念ながらメインのケイプの試合は流れてしまいました。

 プレビューを予定している試合は、Rani Yahya vs. Victor Henry。メインのMatheus Nicolau vs. Alex Perezにしようかと思いましたがペレスがまたもや欠場しそうな気がしましたので避けました。
 この興行の翌週には早くもUFC301が待ち構えていることもあってか正直、地味な興行。日本に馴染みのあるヤヒーラとビクターヘンリーの試合を楽しみに観戦したいと思います。

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