あなたの会社はライトブラック企業ではないですか?
就職をして1年が経った。本当に良い企業に入ったと喜び、頑張って働こうと決意。この1年、本当にあっという間であった。
ところが時間が経つと徐々に見えて来るものがある。僕は気づいてしまった。入ったのがライトブラック企業だということに。
ライトブラック企業とは
ライトブラック企業とは、労働環境において、確かに違法性はあるが違法性が軽い企業である。一見ホワイトにみえるのがポイント。
違法性が軽いため、労働者は改善しようと思わないし、苦とも思っていない。このままでいいんじゃないか的な空気が流れるのである。
しかし、何度もいうが間違いなく違法であり犯罪。
間違いなく正すべきである。
それではライトブラック企業の例をあげていく。
始業が9:00なのに、朝礼が8:55から始まる。
労働契約書や就業規則をみると、始業と終業の時間が決まっていることが多い。このような会社では、勤怠管理をタイムカードに頼らないことが多い。
つまり5分間のタダ働きが発生することになる。
ん~ライト。だからだれも是正しない…。
でも違法。賃金未払いと契約違反。
終業間際に呼び止められ、明日の打ち合わせ。
例えば17:00終業だとしよう。17:00にタイムカードを切り、17:03に帰りの挨拶。そこから呼び止められ、明日の打ち合わせである。あっという間に15分経過、17:20分である。
そもそも必要であれば、労働時間内に行うべきである。
給料の計算が30分単位。
こういうところは意外と多いのではないだろうか?給料の計算がなぜか15分や30分単位。
いや普通に1分でやってくれよと思う。
これは残業にも適用され、25分残業しても30分以下切り捨てで残業0分となる。
残業に理由が必要。上司が認めない場合は残業0分。
残業の中身を査定して、認められない場合残業0分となる。尚、判定基準は不明。
有給休暇の取得理由に文句、取得の申請は一ヶ月前まで。
有給は取得の理由は問われない。ぶっちゃけ理由がなくても良いのだ。そこに文句をつけるのはやめてほしい。しかしライトブラックなので、取得はさせてくれる。ただ単に嫌な気持ちになるだけである。
また申請の期限を取得日の一ヶ月前に指定してくる会社もある。有給はいつ取得しても良い。そういう権利だからである。
これは違法である。
代休はその月に取得。できなければ代休消滅。
代休は原因となった日の月内に取得しなければならない。これはもう最悪。月の終わりで労働日が発生した場合、取得まで日がないこともある。
しかし、月内で取得できなければ、代休は消滅する。
休日に1時間だけ出勤させられる。そして休日扱い。
休日にお客さんが来てしまうことがある。その場合、そのお客さんがいる間だけ出勤させられる。
これでは休日のよていはめちゃくちゃである。遠出はできず、昼から酒も飲めない。そもそも会社にいるのは1時間かもしれないが、前後の準備を合わせれば余裕で3時間くらいかかる。
そして休日扱い。代休となることはないし、なんなら賃金は払われない。
ボランティアに参加させられる。
会社の代表としてボランティアに行かされることがある。もちろん給料はでないし、出勤扱いにもならない。
病気の場合、社長命令で欠勤にされる。
インフルエンザにかかった時である。社長から欠勤を言い渡された。傷病休暇はないため、そのまま欠勤である。社長命令ってありそうだけど、根拠がない。
労働者と使用者は契約に基づき対等、社長命令の根拠はどこにもないのだ。
つまり、これはパワハラである。
この他にも謎のルールがたくさん。
出勤時に短パン禁止やサンダル禁止など、数えればきりがない。しかしどれをとっても軽いのだ。だからやっていけるし、誰も怒らない。
毎日短いタダ働きはあるが、8:50分で出勤し17:30分には帰ることができる。
休日に出勤があるかもしれないが、ごく短い時間。有給取得には文句をつけられるかもしれないが、期限を守れば休みが得られる。
その他もろもろあったりするけど、世間のブラック企業に比べれば、全然ホワイト。やっぱりいい会社だな~。
なんて僕は一ミリだって思わない。
ルールはルール。法律は守れ。
ライトブラックのいちばんやっかいなところは、他と比べてしまうことである。比べるとホワイトに感じてしまうのだ。
よく考えてほしい。白っていうのは本当に真っ白を指す。少しでも黒が混ざればそれは白じゃない。
あなたの会社はライトブラック企業ではないだろうか?
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