おもしろい話を分解する

最近ハライチのラジオを良く聞いているんです。TBSラジオの「ハライチのターン」。岩井さんの話がおもしろくてね。僕は話すのが得意じゃないんですけど、おもしろい話をついつい人に話したくなるですね。

でも岩井さんの話をそのまま伝えているはずなのに、おもしろさが全然伝わらないんですよ。そこで何でなのかを考えてみました。

岩井さんの話は助走が長いんですけど、その助走がずっとおもしろいんですよね。50mハードルみたいに、小さい笑いがずっと続いているんです。それが終盤に近づくにつれ、ハードルの感覚が短くなっていく。笑いの連打です。そして最後は、急に棒高跳び。ハードルだと思っていたら急に棒高跳びですよ。みんな裏切られて笑ってしまうんですね。

ここまで考えると僕の話の欠点は明白です。

僕の話にはそもそも助走がありません。おもしろいところを伝えようとして、棒高跳びの部分を最初に伝えがちなんです。でもあれって序盤のハードルがあってこその笑いなんですね。

裏切りと助走。これが前フリの大切さなんですね。本日の学びです。

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