若者の冷遇を選挙に行かないせいにするな

若者が選挙に行かないから、高齢者が優遇されている。
この言葉をよく聞く。
なるほどなあ、とも思うが、ちょっとおかしいとも思う。

政治家は、選挙で投票をした人のために政治を行うのではない。日本と日本国民のために政治を行うべきである。
支持者が高齢者多数だから高齢者よりの政治のみ行うのでは日本はもたない。
そしてそれでは若者向けの政治は永遠にやってこない。

冷静に考えて欲しい。30代以下を若者、40を中間、50歳以上を高齢者と定義したとき、若者の数は絶対に高齢者を超えない。18歳までは投票ができないし、高齢者は50,60,70,80,90,と層が厚い。加えて少子高齢社会の日本。

若者と呼ばれる人々が全員投票したとしても、高齢者に勝つことはない。

このことからも、政治家は支持者のことだけを考えて、政治を行ってはならないと感じられる。

若者を優遇しなければ日本は滅びるだろう。
もちろん選挙には行った方がよい。でも行っても無駄だと思う理由が、日本の選挙制度にはある。

若者が優遇されないのは、選挙に行かないからではなく、単に政治家が間抜けなのと、制度に問題があるからである。

若者のせいにすんな。

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