転職半年後の振り返り


1.概要

 転職してから約半年が立ったため自分の備忘録兼PDCA用に簡単な振り返りのメモ書きです。
 本文は適宜修正すると思います。

2.必要スキルの振り返り

 転職前に必要/不要と思っていたけど、転職後にどうだったかを4パターンで振り返りました。

 参考までにキャリアの棚卸は「転職の思考法/北野 唯我」をベースに考えております。

2-1.想定内の必要スキル:TP

「転職前に必要と思っていて、実際に必要だったスキル」は下記の通り

  • 学問系の知識:統計学、化学、物理、工学など

  • ITスキル:プログラミング、デジタル知識、Office関係

  • 人工知能:機械学習、ベイズ最適化など

  • 語学力:特に英語

  • コミュニケーション能力:他部門の人にも気兼ねなくアクセスできること。人見知りだろうが仕事なら必要な人には声をかける必要がある。(そもそも一人で全ての仕事をするのは無理!)

  • ドキュメント能力:思考を紙ベースで伝える

  • ロジカルシンキング:まだ下の人間なので上司に伝える能力は必須

  • やり遂げる力(マインド):いわゆる”やる気

  • プロジェクト管理(PMBOK):プロジェクトを管理する技術

  • 品質管理:品質管理の考え方、ツールなど

  • 人的資産:いわゆるネットワーク(前社、メーカー、商社、フォワーダー

2-2.想定内の不要スキル:FP

「転職前に不要と思っていて、実際に不要だったスキル」は下記の通り
※そもそもこれをスキルと呼ぶかは別ですが

  • 恒久的な雑務対応:雑務実施->効率化へつなげるのはありだけど、ずっと雑務ばっかりしているとスキルはつかない。ただ、最初から雑務をしない人も経験的には駄目な人が多い印象

  • 社内営業:”現実的には必須スキル”なのだけど、いまだに必要性(社会的な価値)は感じない

    • 事前にお偉いさん/重鎮に話を通しておく

    • 承認ルートとは別で、うるさい人には事前に話+資料を通す

    • 別ルートで承認者の傾向を確認して、各人の好みに合わせて資料・説明を調整

    • やらない人が多い場合は社内議事録を作成

  • 知らないと言わない(それっぽい回答を出す能力):頭が良い感じに見せるため??に”知らない”と言わずそれっぽいことを言える能力を持つ人がいます。現実的には業務は何も進めることが出来ないため成果が欲しい人には不要な能力です。

  • アイデアだけ出す能力:製造業は”作って売る”までがワンセットのため、アイデアは出すけど自分で手を動かせない人は活躍できてない印象

  • 他責思考:否定は得意だけど改善や対策案は一つも出さず、他人の非はいくらでも出るけど自分の非は何も言わないようなタイプ

2-3.想定外の必要スキル:FN

「転職前に不要と思っていたけど、実際に必要だったスキル」は下記の通り

  • 業務プロセス:昔は「なんでこんなめんどくさいことやってんだろう?」って思ってたのですが、いざ別会社で働くと移動後の会社ではやってなくても自主的に取り入れたりします。

    • 図書関係:提出図書、仕様書、依頼書など

    • 設計書一式

    • プロジェクト管理ツール:工程表、PJ開始時の共有資料など

  • 学習力・調べる力:業界が違うので移動後に”知らないこと/やったことないこと”を突然依頼されることもある。その場合でも学習して対応するための学習力が必要(できないならできないと言おう!)

  • 課題発見力:いわゆる”イシューの設定”。上にいくほど、”言われたことをやる”から"やることを創る"方にシフトする。特に前の会社で働きアリのような働き方をしているとここがすっぽり抜けるので重要。

  • パワーポイントスキル:前社ではPPはあまり使わなかったのでめんどい

  • 技術伝承・後輩への教育:少なくとも大きな会社にいくなら結局ここからは逃れることが出来ないみたいです・・・・

2-4.想定外の不要スキル:FP

「転職前に必要と思ってたけど、実際に不要だったスキル」については今のところ存在しませんでした。
 結果的に必要と思っていたスキルは最小限の範囲であり不要の物が出るまで検討はできておりませんでした。

3.転職後に思ったこと

 転職した後で思ったことを箇条書きしました。

  • 前職での仕様書や設計書は秘伝のタレのようなものでありしっかりと標準化されている。これをスクラッチで作成するのはかなり難しい

  • なぜか社外に出た後でその会社の情報がバンバン入ってくる

  • 社内で優秀・エースと認識されている人は社外でも多分エースクラスで働くことが出来る。

  • 目立たないけどコツコツと手を動かしていた人(係長~課長クラス)は、(自己評価は低いけど)会社を支えているのだなと再認識した。

  • 転職者もリスクがあるが、会社側もリスクはある。

    • しっかり面接したけど実際入ると大した仕事ができない転職者もいる

    • いったん所定の給与で取ってしまうと簡単に給与を下げることができないし退職させるもの難しい

    • 所定の工数をとっているため働かない人の分を追加補充できないし、管理者が働かせるための工夫に力を入れる必要がある

  • 化け物(いわゆる天才)はそうそういないのでそこまで劣等感がでなかった(今のところは社外の提携先に1人くらいです)

  • どこに行っても”働いている風”の人は一定数存在している。

  • 転職者と会社で持っている情報の格差があるためミスマッチは生じる

    • 想定残業時間:下限だけでなく上限も含めて

    • 業務内容:半分くらいはあってるけど・・・。というか、状況に応じでやることがどんどん変わっていってる

    • 業務環境:仕事に使うツール関係

      • 昔はOA機器投資がガバガバだったので何もしない人でも大型モニターのデュアルディスプレイできたけど今の画面は小さい

      • 今の方がよりクラウド化が進んでいる。昔はAWSだけど今はAzureなので使い方もわからん

      • 昔はオフィス用品(キングファイル、付箋、クリアファイルなど)が使い放題だけど今は経費削減で厳しい(少ない)

    • セキュリティー:前職がゆるゆるだった場合、業務でできなくなることが増えるし手間も増える

      • メール送る時にPasswordの処理が増えた

      • 昔はフリーソフト好き勝手入れてよかったけど、今は管理が厳しい

  • 会社の常識」が大きく異なる

    • A:社外でのメールチェック当たり前、B:会社ルール上OUT

    • A:残業当たり前、B:逆にしたくてもできない(労基対応

    • A:自主退職は退職代無し、B:年次に応じて退職代がでる

    • A:できる限りメーカー(発注先)にやらせる、B:やるなら金を払う

    • A:図面は下請けが書くもの、B:図面は自分で書くもの

  • 会社の文化」が大きく違う

    • WORD社会とPP社会

    • 承認時のルート

    • 上に上がる人のタイプ

    • 業務フロー:PJ開始時、作成資料、管理ツールなど

    • 業務で使えるツール:CAD、クラウド、計算資源など

    • 会議・ワイガヤの頻度

4.あとがき

 本当はAIとか機械学習に集中したいけど色々と想定外の学びなおしが出てきたのでまずはそちらを頑張ります。

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