「桜はその環境と雰囲気で美しさが変化する。」自分の惹かれる桜はどんな桜なのか?いつもと違う花見の視点について

春、色々な場所で桜の花を見かける季節になりましたね。

最近僕は、色んな場所でお花見をする機会があり、場所によって桜の表情が違うことに気づきました。そこで、場所と桜の関係について考えてみます。

目次
・都市のビル群の中の桜
・自然公園の中の桜群
・道端にあるぽつんとした桜
・川沿いの桜並木
・桜と環境の組み合わせによる美しさ。自分の惹かれる桜を探す

都市のビル群の中の桜

ビルとビルの間の通りにある桜は、都市計画によって整然と並べられたリピティション(反復)によるモダンな美しさが感じられます。

夜になると光のライトアップを受け、自然の植物である桜の美しさを超えて、近代的な美しさ、自然と文明や機械、テクノロジーの融合という美しさを感じられます。

このビル群の中の桜は、1人や2人ほどの少人数でゆったりと楽しむのに丁度いいです。

自然公園の中の桜群

自然公園の中に植樹された桜の群衆は、桜の集としての美しさを見せてくれます。お花見に来た人は桜に周辺を囲まれることで、春が来た!ということを全身で感る(脳で思考しなくても、直感的に理解できる)ことができます。

たくさんの人が桜の木の下にレジャーシートを敷いて集まり、食べ物や飲み物を持ち寄ってワイワイガヤガヤ楽しんでいます。桜の群衆の中でのお花見は、たとえ桜を見なくても人の心を浮足立たせ、楽しい気持ちにさせてくれます。

この自然公園の中の桜は、大人数でパーティのように楽しむお花見にいいです。

道端にあるぽつんとした桜

近所を散歩していると、誰が植えたのかも分からないような、道端にぽつんと1つだけある桜を見かけます。

誰が植えたのかもわからない、計画的ではない桜の存在は、自然の持つ強さを感じます。家の近所にある高速道路と歩道を隔てる石垣のその上のところに力強く咲く桜の姿は、人間のテクノロジーが進歩して、高速道路などを生み出すことができても、植物はその作り物の隙間から現れて一生懸命に命を繁殖させているのに気付かされます。

自然の力強さと、テクノロジーが進歩しても抵抗できない事実と、それを超える桜の美しさを感じられます。

この道端の桜は、1人でのんびり散歩をしている時に、ふと出会う楽しみがあります。

川沿いの桜並木

川沿いに並べられた桜の木は、川の流れ、青々とした芝生の堤防斜面を含めて全体を見ることで、独特の風流な雰囲気を醸し出します。

川沿いの桜には、美しい景観を整える目的以外にも、地面に根を張り巡らせることで堤防を固めて、川の氾濫を防ぐという機能的な目的もあります。

この川沿いの桜は、ゆっくりとした時間を1人、2人で歩きながら楽しむのにいいです。

桜と環境の組み合わせによる美しさ。自分の惹かれる桜を探す

桜はそれが植えられている場所に応じて、大人っぽいモダンさ、みんなでワイワイ楽しむ雰囲気、のんびりとした出会い、自然の流れを感じる風流さ、など美しさが変化します。

これらから、桜(自然)と環境(場所や雰囲気)の組み合わせによって、さまざまな印象の変化を感じることができます。

個人的には、都市の中のモダンな桜が一番印象に残っています。人間による自然のコントロールと、都市の冷たいイメージと桜の生命感によって独特の美しさを見ることができて面白いです。

自分なりのお気に入りの桜を見つけ、なぜそれが他の桜よりも心惹かれるのか?少し考えてみて、いつもと違うお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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