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kiyoaggro2021総括

ちょうど一年前の年末はURtG delverでShowcase Challengeを突破するものの2次予選であるQualifierは1-4で無念の終戦
悔しい思いと共にまた挑戦するぞという意気込み高らかにkiyoaggroの2021年が始まりました。
今年一年を禁止改定やら新弾パックやら戦績から振り返ってみようかと思います。

1月 あけおめ!オーコ!はじめまして!ティボルト!

最近の出来事(MH2関連)が強烈すぎてずいぶん昔な気がしましたが、今年の1月はまだ王冠泥棒、オーコがご存命でした。
批判的な声も多くプレイヤーが離れた時期でもあったかと思います。
そんな中わたくしはBUGデルバーでレガシーチャレンジに参加していた形跡がありました。5-3 30thという微妙な成績でした。
ほとんどのデルバープレイヤーがRUGを選択している中なぜBUGを握ったのか、今となっては思い出せませんが、色々試行錯誤していたんだと思います。
そして、1月も終わるころカルドハイムが発売されました。ここで新年1発目の嵐が吹き荒れます。

ティボルト誕生

カルドハイムリリース(オンラインは1月28日から)により星界の騙し屋、ティボルトが世に送り出されました。

続唱が使えるモダンレガシーはお祭り騒ぎ
ミッドレンジから始まり最終的には相手の先手1ターン目アップキープに繰り出される始末
3マナが簡単に出るのでオーコも搭載されており、ピッチカウンターでバックアップされながら1ターン目に着地してもうめちゃくちゃ

ティボルトが着地してもすぐ除去できればまだ戦えるので次第にサイドボードの青霊破の枚数が増えたのをよく覚えています。
ちなみにゴブリンなどの部族デッキはティボルトに何を取られてもシナジーを形成しにくいのでかなり相性が良かったです。

2月 禁止改定&続唱ルール変更

この月のMOPTQでは初めてデルバーの入っていないデッキを選択しました。

mw_94gAさんのジェスカイメンターです。オーコのいないフェアデッキとして脚光を浴びていました。
ソープロでウーロを対処でき、相殺がコンボコントロールに強く、基本土地が採用できるので不毛にも強いということで環境のどのデッキと当たってもプレイのイメージができたことから選択しました。
戦績は5-1からの5‐3であと1勝が取れず無念の22thでした。
ただ、自分としてはその時一番強いデッキを選択したいと常々思ってはいるので、デルバーにとらわれない試みとして大きな一歩でした。

2021年2月15日(月) 禁止改定

ついにその時は来ました。誕生から今までレガシーを闊歩してきたオーコ、アルカニスト、天測儀の3つが禁止となりました。

猛威を振るっていたターボティボルトも続唱ルール変更によりモダンレガシーともに消滅しました。
使ってはいましたが、アルカニストもオーコも嫌いだったため禁止されてホッとしました。

しかし…時をさかのぼること1日前…
kiyoaggroは禁止改定を読み切りオーコとアルカニストを売り払ったにもかかわらず、日曜深夜のレガシーチャレンジに参戦していました。
その時使用したリストがこちら

RUGデルバー?いいえ、カナディアンスレッショルドです。

周りはオーコウーロティボルト祭りなのに一人だけ昭和デルバーを持ち込むkiyoaggro
スイス最終戦でyoshiwataさんのデスタクと対戦した際にはオーコを指定したリボーカーを見てニヤニヤしてました。

とても正気とは思えない暴挙ですが、一応その時のメタに合わせてスネア0ピアス3パイロ1、サイドは青ブラ1とそれなりの形で臨みました。

結果はレガシーチャレンジ自身最高順位のTOP4!!!!

まるで優勝したかのようにリプをたくさんいただき嬉しかったのを覚えています。
さらに、その週のUSA Legacy Expressではわたくしのリストが掲載されました!

USA Legacy Express vol. 178 -禁止改定!激変のレガシー環境- | 【晴れる屋】記事|MTGに関する読み物を毎日更新 (hareruyamtg.com)

以前に一度URtGデルバーで掲載された時はおまけみたいな感じだったのですが、今回はしっかりと載りました!めっちゃ嬉しかったです。


3月~5月 次世代のアルカニストは君だ!

嫌いだったとは言えアルカニストとオーコを失ったこの時、環境に取り残されないように新たな戦力を探しました。(マングースはダメでした。)

まず目を付けたのが生き残った令和の兵器、ウーロを主軸に次世代アルカニストとしてボブこと闇の腹心を採用したBUGデルバー
ウーロもボブも強かったですが、ハンデスが弱くて泣きました。

次に試したのが鯨こと天上の餌あさり

探査なので複数枚採用が難しいと感じ1~2でスタートしましたが、ゆらいさんが4枚積んだURデルバーで活躍されてるのを拝見し、自分も3枚以上積むようになりました。実績が出始めると統率者2020のカードということもありMOでの価格が急上昇しました。

URデルバーが流行っていたのでそれに強いRUGデルバーを好んで使用していました。土地基盤が脆くなりますが、稲妻耐性のある緑のクリーチャーで一方的に殴れるので結構勝てた印象です。

この時期の戦績としては、晴れる屋レガシー杯DXで今年初の優勝をしました。

自粛期間の隙間を縫って紙大会に参加しましたが、大型大会でなくとも優勝は別格で嬉しいものです。

デルバー系以外ではフードチェインも使用していました。コントロールにとても強いのはデルバー系にはない魅力でしたが、いかんせん一定数いるコンボに勝てず、少ししか使用しませんでした。


6月 モダンホライゾン2襲来

2021年12月現在でも物議を醸しだしているモダンホライゾン2がやってきました。当初、ドラゴンの怒りの媒介者がプレビューされた時は長年デルバー以外の1マナ生物難に苦しんできた我々に8デルバーという希望が宿りました。
しかし、その後敏捷なこそ泥、ラガバンと濁浪の執政が発表されデルバーは瞬く間に1軍の座を奪われました。

モダンホライゾン2がリリースされてすぐのショーケースチャレンジではてら古屋メンバーであるコメダさん助言の元、邪悪な熱気を2枚採用して臨みました。

稲妻以外の火力候補として二股の稲妻とチェンライがよく採用されていましたが、あえて本体に当たらない火力を採用しました。
理由としては2つあり、邪悪な熱気だけはインスタントであるためラガバンダッシュに対応できること、もう一つはデルバーキラーである忍耐とウーロ、3/4になった開墾者とレリカリーを焼けることです。

忍耐は墓地が吹き飛ぶのでほぼカウンターのような当て方にはなりますが、それでもこちらのアタックに対応して出てくる3マナ忍耐を1マナで粉砕できればかなり有利に働きます。
当初誰も使用していなかったこのカードを推してくれたコメダさんの先見の目に感謝です。

7月 祝!Vtuberさんとコラボ配信!

レガシーのペインター使いであるVtuberすすきつちのこさんとコラボ配信させて頂きました!
多くのデルバー使いがいる中でデルバー専門家として呼んでいただきとても光栄でしたし、記事投稿や動画配信を続けてきてよかったと思いました。

生配信当日はデルバーの歴史、カラーの特徴を語りました。各世代の苦悩であったり、自分が書いた記事に載っているデルバーデッキの考え方や子テクなんかも紹介しました。
デルバーに関しては今まで自分がやってきた事をほぼ出し切ったのでとても満足でしたが、用意していた嫁ネタは時間の都合で全く話せなかったので、またいつか機会があったら自分の配信でも紹介したさあります。


8月〜10月 概念となったデルバー、そして青親和へ

URではまだ2枚残っていますが、ミッドレンジに寄せた3色デルバー(ジェスカイ、グリクシス)ではライフを攻める必要性が薄くなるのでデルバーは解雇されてしまいました。

今まで一線級であったデルバー系がさらに強化されたことによりラガバン禁止の声も多く、私も一時期ラガバンを売却し、新アーキタイプの青親和を使用していました。

青親和へ乗り換え

ピッチカウンターを搭載したデッキの中でウルザの物語を最も強く使用できるアーキタイプだと思います。
フェアが強いとはいえ、実際レガシーには超強力なコンボデッキが多数存在しますのでそれらと戦えるのが最低条件、且つウルザの物語がフェアにも異常に強いのでかなり稼がせていただきました。
回転効率もいいので搾取イベントであるプレリミナリーに出ることなくQPを獲得できたのもよかったです。

初めはオリジナルをそのまま回していましたが、対青でエコーパッケージが弱いのが気になりました。それからパッケージを別のものに入れ替えながら調整を行いました。

入れ替えその① 青単ペインター

エコーパッケージ8枚+αをペインターパッケージに置き換えたもの
のまた/NovaT28君がリーグで勝ちまくっているのを見て便乗しました。
自分でも回してみてなかなか良さそうだったので、エターナルパーティーへ持ち込むも3-4ドロップ
しかし諦めきれず、ほかの候補を探すことに

入れ替え候補その②チャリス

私が尊敬してやまないレガシープレイヤー、Grisel PuffことBob Huang氏
その彼が青親和を使っているのを発見
リストはエコーパッケージを合計4枚まで減らし、そこにチャリスを投入したものでした。
自分も色々試して最終的にエコーパッケージ0にしました。
これがMOリーグでかなり勝つことができ、青親和合計100マッチで勝率69%でした。65%以上を目標にやっているのでかなりいい成績でした。

しかし、溶融の採用率が上がり特にプレミアイベントだと溶融を何度も撃ち込まれるようになりました。

またメンタル的にはラガバンを売却したことでデルバー系を使用できないため、配信や動画投稿をしても需要は少ないと感じ、消極的になりMTGに対するモチベーションは降下気味になりました。

転機1~おうちでレガシー参戦~

そんなある時、Twitterで少し交流をしたカナダ人のネイサン君からオンライン大会へのお誘いをもらいました。

MOのラガバンは禁止ケアで売却しましたが、紙のラガバンは保持していました。紙オンライン大会で自分が参加しやすい土曜夜22時開催とあって、いい練習の機会かなと思い参加しました。

案の定ラガバンダッシュからエンドステップに戻し忘れるわ、チャネラーの諜報忘れるわでMOに慣れ切ったやばさを思い知らされましたが、大会自体はおうち勢の皆さんに良くしていただけて楽しく過ごすことができました。
賞品等はありませんが、実況付きビデオカバレージ&3-0優勝者インタビューは下環境おじさん特有の自己顕示欲を満たすのに十分でした。実況のマッサンさんいつもありがとうございます。

11月 転機2〜ジェスカイへの誘い〜

てら小屋メンバーのNovaT28君とディスコードで青単ペインターについて話していた時、「ジェスカイラガバンが最強だと思う」と言われました。
初め自分はその意見に否定的でした。
理由は白テンポ往年の悩みである除去にソープロを用いると殴る回数が増えてしまい、テンポデッキのコンセプトと噛み合っていない所です。
いろいろ説得されましたが、最終的に使ってないカード売れば猿買い戻せるの一言でテンポデッキ復帰を決めました。

レガシーチャレンジ優勝

テンポ復帰後すぐ、念願だったレガシーチャレンジで優勝しました。

詳しくは一つ前の記事に載せてますので是非ご覧ください。


12月 2021ショーケース終戦

今年最後のショーケースチャレンジはジェスカイラガバンを使用して6-2 19thでした。
去年届いた2次予選進出は叶わず、あと1勝が果てしなく遠い1年となりました。
また来年も2次予選進出を目標に頑張りたいです。
紙の方はオミクロン株の影響がどの程度拡がるかわかりませんが、とりあえず地元開催のレガシー東海王を目標に頑張ります。

2021年を駆け抜けた人達へ

書ききれませんでしたが、今年は添削杯にも参加させていただき血反吐きながら集めたパワー達を使ってあげることができました。またタイミング合えば参加したいです。
いつもお世話になっているてら古屋メンバー
デルバー有識者のあむさん、コメダさん、こーへい君、東海王のtamaoさん、デルバーを憎むNovaT28君を筆頭にたくさんの意見を頂きました。
Twitterで絡みのある皆さんもたくさんの声援頂きました。

振り返ってみると2021年は多くの人と繋がりがあったなーと改めて思いました。本当にありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いします!
皆さん良いお年を!

kiyoaggro

よろしくお願いします^ ^