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ママリのブランドロゴに込めた想い

Connehito inc. ママリのデザイナー きよえ氏さん (@kiyoe_furuichi)です。

2018年1月、ママリの「新ブランドロゴ」がリリースされました。
ブランドロゴをリデザインする中で、ロゴに込めた想いや感じたことについてnoteにつづってみようと思います。


きっかけ

ロゴの変更は、ブランドステートメントを刷新したことがきっかけです。ロゴは、ブランドの人格や役割を掲げるマークであることから、新しいステートメントをもとにリデザインすることになりました。

(ブランドの目指す姿: https://mamari.jp/about_mamari))   


 ブランドカラー

新しいママリの色は「コーラルピンク」です。これまで育ててきたママリのイメージを守りつつ、新しいママリらしさを表す色を突き詰めた末に、このピンクを選びました。

コーラルピンクは、周りとの調和や助けあいのエネルギーを持つ、暖かみや愛情のイメージを持っています。それがママリの支え合う世界観とよく似ていると感じたことが、ブランドカラーに選んだ決め手でした。

 

ロゴデザイン

新しいロゴは、シンボルとロゴタイプの2つの要素で構成されています。
これまではロゴタイプで表現してきましたが、今回ブランドの想いがきちんと言語化されたことから、想いを掲げるシンボルと、ママリの名前をセットで伝えられるように構成しました。

 

シンボル

シンボルには、このようなブランドの想いが込められています。

ママリは、不安を抱えて立ち止まるママにそっと寄り添い、支えられる存在でありたい。ママが自信を持って、社会・未来へ「一歩」踏み出していけるように。

想いを形にするにあたって、一連の流れがストーリーとして伝わるようなシンボルを目指しました。ママの心情が変化する過程を表現することで、立ち止まるママへの"道しるべ"となるシンボルになること、それが「ママリらしいシンボル」であると考えたからです。

 
ストーリーの中では、ママの気持ちの変化を色で表現しています。繊細なピンクから鮮やかなオレンジに変化させることで、不安を抱えていたママが、自信に満ちあふれる姿に変化するさまを描きました。

 
ママリのモチーフである「m」の形は、ママのモチーフを組み合わせてつくられています。ママリはスタッフだけでなく、ユーザー(ママ)と共につくるブランドだという想いを込めています。

 
また、ママリは「ママ代表」として社会へ発信する役割も担っています。
そのため、ママリを表す "m" のモチーフを、"A" のラインにレイアウトすることで、「ママそのものを表すシンボル」という顔も持たせました。

 

ロゴタイプ

ロゴタイプは、ブランドの名前をしっかり伝えるために「読みやすさ」を意識したデザインをしました。

書体は、1からベースを作った後に、iやaのベースライン・ミーンラインなどを調整して作っています。やや太めのウェイトで可読性を高め、丸みのあるボディで、ママリの "角を立てない優しい人格" を表現しました。

 
色はブラックを選びました。コーラルピンクのシンボルを引き立たせつつ、読みやすさを与えることからこの色を選んでいます。また、少し赤みをプラスすることで抜け感をだし、ロゴ全体の調和を図りました。


新ブランドロゴ

これらのシンボル・ロゴタイプを組み合わせることで「新ブランドロゴ」が出来上がりました。ママの一歩を支えるブランドとして、これまでよりもはっきりと想いを伝える、ママリらしいブランドロゴになりました。


おわりに

私は今回、人生で初めてブランドロゴを手がけさせていただきました。
はじめはブランドを背負うプレッシャーで不安が募りましたが、周りの方の助言や応援に支えられ、このように自信を持って公開することができました。本当に、ありがとうございました!

おわりに、ブランドロゴは、つくって終わりではなく「育てていくもの」だと考えています。
発信し、認知され、想いが届く。そしてようやくブランドの顔として花を咲かせるのだと思います。実現するには、正しく・丁寧にブランドを表現し続けなければなりません。これからすくすくと、大切に育てていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました!

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