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徘徊インデックス

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記事一覧

北参道徘徊

からの新宿御苑。 鮭食って涙目になっている場合ではないのだ。今日はどこへ写真を撮りに行こう。とりあえず渋谷に出て一服しながら考えていた。 そろそろ新宿御苑の紅葉がいい感じかもしれない。でも新宿に行くのがだるい。新宿駅が嫌いだ。できれば新宿駅で乗り降りしたくない。それに新宿駅側から入ると新宿御苑の入園券買うのも大変そうだ。 渋谷の前には品川にいた。人の多さだけなら品川もだいぶヒドイけど、新宿ほど苦手ではない。何がそんなに嫌なのか、それはうまく説明できない。 Google

三越前徘徊

最近仕事が忙しくて平日夜に活力が残っていない。夢にまでクライアントが出てきたり、休日なのに仕事のことをふと考えていたりする。 職業というものは大へん苦しく、大へんうるさく人に要求してくるものだと思います。それは巨大な因襲を背負っていて、その課題に対する個人の見解などをほとんど容れる余地を持っていないからです。しかしあなたの孤独が、非常に馴染めない境遇においてもあなたの拠り所となり、故郷となるでしょう。 リルケ「若き詩人への手紙」より どこまで行っても、僕にとって「仕事」

大崎徘徊

すっかり忘れていた「徘徊インデックス」マガジン。 夏場の徘徊は厳しいものがありますな。だいぶ涼しくなってきたし、季節の変わり目でスナップも楽しい季節になったので再開したい。 かつて、note を始める前のこと。「1年間で200の駅を訪ねて写真を撮る」ということを試みた。ギリギリ達成できなかった記憶があるけれど、それと同じことを始めてみようかなと思った。年間いくつという数値目標は設定せずに。 こういうことを始めると、特に用事の無い駅でも「降りてみるか」と途中下車する理由に

銀座徘徊

最近気付いたことがある。僕にとって写真はライフワーク、ギターは特技。いったい何が違うのか。 写真にも音楽にも定石や理論はある。それらは本来表現者の自由を束縛するものではないはずだ。なのにギターでは僕は自由になれない。理論に縛られてしまう。 技術だけなら僕はまあまあ弾ける方だと思う。でもそれだけ。技術を有しているだけ。表現の手段にはできない。なぜなら理論に縛られているから。 その点、僕にとって写真の世界はとても自由だ。誰がどんな写真を撮っていようと、どんな理論や定石があろ

夜の渋谷徘徊

多くの人にとって「フィルム」とは紙に印刷されたスチルを指すのだろうけど、僕にとっての「フィルム」とは即ちフィルム撮影された映像のことだ。35mmもしくは16mmのフィルムを映写機にセットし、銀幕に映し出される映像のイメージだ。 写真界隈の「フィルム」という用語にずっと違和感を感じていた。ズレているのはもちろん僕の方なのだろう。映写技師として働いていたという経験は確かに特殊だ。 渋谷は僕の職場がある街。僕の現実を象徴する街。退屈で醜悪な街。 ネストール・アルメンドロスは「

新木場〜潮見 徘徊

この日、午後から潮見のスタジオ Canal で撮影の予定があったのだが、到着があまりにも早くなりすぎそうだったので、新木場から潮見まで歩いてみることにした。 事前に Google Map でチェック。2.4km なら楽勝だ。 夢の島を突っ切るように進んで行く。すると何やら妙な電柱が立ち並んでいることに気付く。 何これ・・・(困惑) 文章として繋がってるのかな、と思ったらそうでもなさそうだし。車運転してる人は気になったりしないんだろうか。 どうってことない街並みだけど

鷺ノ宮徘徊

とあるこじんまりした芝居小屋が閉まることになった。その最後の舞台に立つという友人の芝居を観に行った。 因縁の場所、鷺ノ宮。その場所に、その芝居小屋に、再び訪れることはないだろうと思っていた。 あれこれ書いては消しを繰り返した。ダメだ。まとまらない。自分の中ではもう終わったことのはずなのに。 でも多分、もうこれで本当に、この場所に訪れることはないだろうと思う。

雑司が谷徘徊

にゃんだこの野郎、という圧を感じる。ガラの悪い野良猫が似合う街、雑司が谷。 僕がかつて働いていたミニシアターは雑司が谷寄りの池袋に位置していたので、この界隈にはそれなりに馴染みがある。 当時はまだ副都心線は開通していなかった。雑司が谷駅は開業からまだ10年ちょっとしか経っていない。 副都心線が開通してもこの辺の雰囲気はまるで変わらない。桜丘とは正反対だな。 水木しげる感漂う。夜は墓場で運動会。冷静に考えるととんでもないことだぞ。 池袋も僕が学生の頃から変わったと言え

渋谷桜丘徘徊

結構前から桜丘周辺がゴーストタウンのようになっていて「この辺どうなるんだろうな」と気にはなってたのだけど、いつのまにか一帯が隔離状態となっていた。 バイオハザードでも起きたんか、というくらい厳重に囲まれていてそこら中に警備員も配備されている。 楽器やらない人にも通じるここらの目印、KEY楽器がイケベになってて違和感。KEYはどこいった。 この辺はスタジオ、ライブハウス、楽器屋が沢山ある割にバンドマンがうろついてる雰囲気が希薄で、でも246一本挟んだ渋谷駅周辺とは明らかに

代官山徘徊

僕の職場は渋谷・恵比寿・代官山の間くらいにあって普段は渋谷から帰ってるのだけどこの日は代官山まで歩いてみた。 お高くとまっていけすかねえ街、なんて肩肘張ってたのも今は昔。 若い頃は代官山の道端に落ちてる犬のフン見つけただけで「代官山でうんこ!」とか大騒ぎしてた。小学生か。 ブライスのお店があった。ブライスの写真とか撮り始めたらもう帰ってこれないような気がする。でもちょっぴり興味がある。 閑静でいいとこなんじゃないの。基本的に僕には縁の薄い街だけど。 お前を見つけ

丸の内徘徊

小田原徘徊

箱根湯本徘徊

恵比寿徘徊