マガジンのカバー画像

Portrait Works

108
モデルさんのポートレート撮影
運営しているクリエイター

2018年12月の記事一覧

のあ@港の見える丘公園

2018年最後のポートレート。LLG撮影会所属の「のあ」ちゃんを撮影してきた。LLG撮影会への参加はこれが初めて。 のあちゃんは二十歳の学生さん。それだけならこれまで撮ってきたモデルさんたちとそう変わらない。 ただ、今まで撮ってきたモデルさんたちはそれなりに撮影慣れしていた。なぜなら彼女たちはサロンモデルなどもやっているから。 のあちゃんは本当に普通の学生さんで、ポートレートモデル歴も三ヶ月。なるほど、色々とこれまでと勝手が違う。まず想像していたよりもずっと小柄であどけ

SHAY@六本木

これで4回目となるSHAYちゃん。4回も撮ってるのは彼女だけ。それだけの価値があるモデルさんということだ。 てっきりヒルズ方面で撮るのかと思ったら受付場所はミッドタウンガレリア内だった。 ミッドタウンなんてビルボードのライブで数回足を運んだ程度で土地勘が乏しい。少し早めに行ってロケハンした。寒かった。そして人が多かった。 毎度、モデルさんに珍妙な指示を出すことで定評のある僕だけど、今回は「頭の中に自分の好きな曲を流して、そのPVの主人公になりきって」という指示を出してみ

フィルム病の根っこ

映画的映画的、、、って何でそんなことを追い求めるのか、理解に苦しむ人もいるだろう。厳密に言うなら僕は「映画らしさ」と同時に「フィルムっぽさ」を追い求める謂わば「フィルム病」のようなものに罹っているのだと思う。 20代半ばの約三年間、僕は映写室の窓越しに 16mm や 35mm のフィルム映像を眺め続ける生活を送った。三年間、毎日のように。それもハリウッドのヒット作なんかはほとんど上映されないマニアックなミニシアターで。白黒のサイレント、ヌーベルバーグ、ネオレアリスモ、ニュー

minori@丸の内

あれ、、、こんな幼い感じの子だったの?というのが実際会ってみての印象だった minori ちゃん。サイトのプロフィール写真は大人っぽかったんだけどな。 「写真で見るとキツそうってよく言われます」とは本人の談。確かに少し気の強そうな感じはあった。でも実際会うとこんなあどけない女の子だったとは。 とりあえず夜景ポートレートの武者修行として、モデルの合う合わないは考えずに色々試行錯誤してみよう、というのが撮影開始当初の僕の素直な心情だった。 いつも通り、まずはじめにこれまでに

へいさん@恵比寿ガーデンプレイス

おっさんを撮る。なんのために?おっさんを撮りたいからだよ。そんなおかしいことじゃないだろう。 これまで若くて可愛い女子ばかり撮ってきたのは、「若さ」や「可愛さ」にフォーカスしていたからじゃない。「公開できる人物写真を撮りたい」というニーズに対して他に選択肢がないだけのこと。 いや、探せばあるのかもしれないよ?「ロマンスグレー撮影会」とか「ゲートボーラー撮影会」とかさ。あるのかもしれないけど発掘は困難だ。 じゃあどうやってこの「へいさん」を見出したのか。答えは「おっさんレ

anna@表参道

4ヶ月ぶりくらいだろうか。anna ちゃんを撮影した。これで3度目。前回はお台場だった。今回は夜の表参道。 夜のポートレートは前から撮ってみたいと思っていたのだけど、なかなか遅い時間帯に撮影会が開催されることがないのでどうしたものかな、と思っていたら急に夜の撮影会が増えてきた。イルミネーションの季節はどこもそうらしいね。 表参道のイルミネーションに anna ちゃん。ああ、なんかすげー良さそう、と思って予約した。キラキラしてる女の子だから。ぴったりって感じがする。実際撮っ