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Portrait Works

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モデルさんのポートレート撮影
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#Lightroom

maya@Marunouchi-Tokyo

過去2回、丸の内で撮影しているけど、どちらもその時点ではじめましてのモデルさんだった。今回の maya さんも初めて。というか、当日になって知ったのだけど、ポートレート撮影会のデビュー一発目が僕だった。あかん、、、下手な写真撮れないやんけ。 モデルさんのデビュー一発目の撮影自体は以前にも一回あった。彼女は結局その後あまり予約が入らず、告知もないままひっそりと所属一覧から消えていた。僕が一発目に撮った写真がもっと出来が良かったら、、、とちょっぴり責任を感じていたりもする。

Ai@Marunouchi-Tokyo

Model: Ai Location: Marunouchi-Tokyo Hosted by: Kawaii Collection サイトで Ai さんの写真を見たときに「アンナ・カリーナのような目力がある」と感じた。これで撮影するのは四人目だけど、初めて「映画的写真」に真面目に取り組んでみようと思った。 手持ちの写真をいくら工夫して現像しても手応えが得られない。後処理「だけ」では限界があるということなのだろう。ならば最初からそういう前提で写真を撮るしかない。 でもどう

anna@お台場

何も情報を伝えずに見せたら「え?これ映画のワンシーン?」と言われるような写真を目指しているわけだけど、なかなか手応えをつかめずにいる。それはモデルのせいではなく僕の経験および力量が不足しているせいなのは明らかだ。どうすればそんな写真撮れるんだろうな。 モデルさんは俳優ではない。けれど、僕の要望を聞いて彼女たちなりに僕のイメージに近づけようとみんな努力してくれる。 撮影時の構図の問題なのか、カメラの設定の問題なのか、あるいは後処理の問題なのか。どこに問題があるのかさえ切り分

Ai@浅草

この日、僕は朝から再び高熱を出していたけれど、なんとか薬の力で微熱程度まで持って行き撮影に臨んだ。当日キャンセルだと全額負担で勿体ないからね。 体調面の問題もさることながら、一番の問題は天候、というか気温だ。野外ポートレートはいよいよデンジャラスなシーズンになりつつある。一枠だけのカメラマンはともかく、出ずっぱりのモデルの子とか本当に大変そうだ。しかも浴衣暑いし。 Ai ちゃんは過去に一度撮っている。前回、初対面だったこともあって、お互い無言の時間が結構あったような気がす

キャッチーになれない

「こういう風に仕上げればウケがいい」「そのほうがキャッチーだ」ということは重々承知していたし、僕にはそう仕上げるだけの技術もあったけれど、それは僕が本当にやりたいことじゃなかった。 今回撮影した写真、僕は 3 通りの仕上げを用意した。モデルさんに気に入ったものを選んでほしいという、いわば忖度っていうの?こういうの。 一般的にウケの良さそうな仕上げ ティール&オレンジ(現代的な映画) クラシカルなフィルムルック 上から順に Twitter の「イイネ」の数が多い。現時

Teal & Orange

ティール&オレンジというのは、今となっては定番のカラーグレーディングの手法。ティール(青)とオレンジは補色関係にあり、人間の肌の色(オレンジ)と補色関係にあるティールを背景に配色することで、人間の肌がよりよく強調されるという考え方、でいいのかな。ヘッダー画像は典型的なティール&オレンジ。 専門的なことはこの辺の記事で。僕はあんまり真面目に読んでないけど(笑) ティール&オレンジは余りやりすぎると、特に人物の肌色がエゲツない色合いになってしまうのでさじ加減が難しい。 ちな

Cinematic Portrait - Nao Arita

今回の撮影は、始める前に少し念入りに僕のイメージをモデルさんに説明した。具体的に写真を撮って見せ、目線や画角を少し変えるだけで印象が大きく変わることも理解してもらった。僕のイメージは概ね共有できていたように思う。 後はそのイメージの中でどれだけモデルさんに遊んでもらえるか。これまでAiさん、Yunaさん、有田奈央さんの三人のモデルさんに「映画的ポートレート」をお願いしたけれど、いずれも僕の遊び心が足りなかったような気がしている。 「ストーリーを表現する」とか「感情を表情に

1/24秒のシネマ

映画は1秒24コマ。映画を撮ることはできないけど、映画のような一枚の静止画を撮るくらいなら僕にもできるんじゃないか。思えば僕は写真を始めた頃からずっとそのことを追い求めてきたような気がする。 なんでテレビドラマの映像と、映画の映像はこんなにも感触が違うのだろう、そんなことを僕は少年の頃から意識していた。映画の、映画でしか見ることのできない、フィルムの質感が好きなのだ、ということに気がついたのはずっと歳を取ってからのこと。 今はもうデジタル上映も当たり前、デジタルリマスター

不惑

今日は一日部屋にこもって過去に撮影した写真を現像しまくっていた。モデルさんのポートレート写真に限らず、友人知人を写した写真から風景写真まで。ここに友人知人の写真を公開するわけにはいかないので、また碧波彩さんの写真で。 現像の最適解が見つからない。お、いい感じに仕上がったじゃないか、と思ったはずなのに、数十分後に見直してみたり、あるいは iPhone に保存して見てみたりすると「・・・なんかパッとしないな」となったりする。 現像の選択肢は無限だ。経験を積めば積むほどその選択

VSCO Film for Lightroom を導入してみた

モデル:碧波彩 フィルムのような質感、特に僕は映画のような質感を自分の写真で実現できたらなあ、ということはずっと考えていて、これまでもそのために試行錯誤を重ねてきた。そして未だにその最適解が得られずにいる。 VSCO というスマホアプリは、Instagram でコダワリのある写真をアップする若い層にはよく知られていると思うのだけど、それの Lightroom プラグインがリリースされていること、それがフィルムルックに特化していることを知り、試しに購入してみた。ヘッダー画像

Cinematic Portrait -Photoshop/Filmstock 50

Model: YUNAさん Location: Studio Coucou Hosted by: Kawaii Collection 先日の YUNA さんの撮影では 1000 枚ほど撮影した。しばらく撮影会参加の予定はないし、せっかくなのでモノクロ以外にも色々試してみたい。 今回は手持ちの LUT(Look Up Table)ではなく、Photoshop 組み込みのものを適用してみた。Photoshop には多数の 3D LUT が用意されていて、どれもパッとしない印象

現像の方向性を模索する

前回はキヤノン編だったので、今回はソニーで撮った写真を中心に。 モデルさんはとても喜んでくれたようだ。(あ、僕の Twitter アカウント分かっちゃうなこれ、まあ別にいいか。よろしければフォローくださいませ。)モデルさんが喜んでくれることはカメラマンの喜びでもある。そこは素直に喜びたい。 とはいえその写真は狙って撮った写真ではなく、単純にカメラの設定をミスっただけというところはカメラマンとして虚心に反省するべきところでもあるだろう。むしろ失敗写真がモデルさんにとって一番

YUNA : Sony Alpha7II

昨日公開したポートレートの記事。いくつか反省点がある。 反省その1。酔っ払うと現像にムラが出る 分かってたことなのに部屋に戻るとすぐ酒飲んじゃうから同じ失敗を繰り返す。ポートレートの写真はカメラマンだけのものじゃないんだから、もっと真面目に取り組まないとダメダメ。 反省その2。二台のカメラで全然違う これはまあ分かってたことだし、それぞれのカメラ別には統一感が出るよう現像したつもりだったんだけど、なんかもうちょっと見せ方あったんじゃないか、という気がしている。 反省