マガジンのカバー画像

Portrait Works

108
モデルさんのポートレート撮影
運営しているクリエイター

#kawaiicollection

Ai@Marunouchi-Tokyo

Model: Ai Location: Marunouchi-Tokyo Hosted by: Kawaii Collection サイトで Ai さんの写真を見たときに「アンナ・カリーナのような目力がある」と感じた。これで撮影するのは四人目だけど、初めて「映画的写真」に真面目に取り組んでみようと思った。 手持ちの写真をいくら工夫して現像しても手応えが得られない。後処理「だけ」では限界があるということなのだろう。ならば最初からそういう前提で写真を撮るしかない。 でもどう

Teal & Orange

ティール&オレンジというのは、今となっては定番のカラーグレーディングの手法。ティール(青)とオレンジは補色関係にあり、人間の肌の色(オレンジ)と補色関係にあるティールを背景に配色することで、人間の肌がよりよく強調されるという考え方、でいいのかな。ヘッダー画像は典型的なティール&オレンジ。 専門的なことはこの辺の記事で。僕はあんまり真面目に読んでないけど(笑) ティール&オレンジは余りやりすぎると、特に人物の肌色がエゲツない色合いになってしまうのでさじ加減が難しい。 ちな

anna@汐留

暑さやばい。いよいよ野外のポートレート撮影が厳しい季節になってきた。かといって僕が目指す写真はスタジオ撮影には不向き。というわけで今回の撮影の舞台は汐留。以前にも一度ここではポートレート撮影をしている。 でも今回はイタリア街とかイタリア公園とかパス。暑いから。熱中症になっちゃうから。中年のおじさんは行き倒れになる可能性があるから。いつでも室内に逃げ込める範囲でうろうろするぞ。 今回のモデルは anna さん。いつものように「映画のワンシーンを切り取ったような写真」という僕

Yuna@Studio LIP Matsubara

明大前のスタジオにて Yuna さんを撮影。今回の撮影をもって、Yuna さんは Kawaii Collection 卒業となる。寂しい。そしてそんな大事な撮影でありながら、僕は僕のやりたいことにこだわりすぎて柔軟性に欠ける写真を撮ってしまったような気がしてならない。 撮っている最中にも感じていたし、実際に撮った写真を眺めてみても思った。これらの写真は「映画的」という当初の意図を捨てて、普通に現像した方がいいだろう、と。 こうなった原因は割と明確で、それは撮影に臨む前から

1/24秒のシネマ

映画は1秒24コマ。映画を撮ることはできないけど、映画のような一枚の静止画を撮るくらいなら僕にもできるんじゃないか。思えば僕は写真を始めた頃からずっとそのことを追い求めてきたような気がする。 なんでテレビドラマの映像と、映画の映像はこんなにも感触が違うのだろう、そんなことを僕は少年の頃から意識していた。映画の、映画でしか見ることのできない、フィルムの質感が好きなのだ、ということに気がついたのはずっと歳を取ってからのこと。 今はもうデジタル上映も当たり前、デジタルリマスター

Cinematic Portrait -Photoshop/Filmstock 50

Model: YUNAさん Location: Studio Coucou Hosted by: Kawaii Collection 先日の YUNA さんの撮影では 1000 枚ほど撮影した。しばらく撮影会参加の予定はないし、せっかくなのでモノクロ以外にも色々試してみたい。 今回は手持ちの LUT(Look Up Table)ではなく、Photoshop 組み込みのものを適用してみた。Photoshop には多数の 3D LUT が用意されていて、どれもパッとしない印象

Cinematic Portrait - Monochrome

Model: YUNA Location: Studio Coucou カラーで撮った写真をモノクロにするのは邪道だ。最初からモノクロで撮らなきゃ。 そういうポリシーの人もいるだろうけど、僕は Raw でしか撮らないから、どのみち Lightroom に取り込んだらカラーになってしまう。 やり方は人それぞれ。あんまり気にしないで自分なりに試してみよう。モノクロポートレート。 モノクロの映画で「映像が美しい」と感じるのは、宮川一夫撮影の作品が多い。「羅生門」に「雨月物語

作曲とポートレート撮影の共通点

今回はキヤノンの写真。ソニー編はこちら。 前回、「ポージングはモデルさん任せ」ということについて触れたけど、「あ、なんかこれってバンドで曲作る感覚に通じるものがあるな」と思った。 Studio Coucou は屋上を含めて 4 フロアあるのだけど、敷地自体はそれほど広くなく、また撮影当日は雨だったため屋上は使えなかった。その状況で僕と YUNA さん以外にも撮影しているモデルとカメラマンが4組くらいいたので、必然的に他の組の撮影の様子も目に入ってくる。 「少しあごを

YUNA@Studio Coucou

YUNAさん、二度目の撮影は、初の屋内ポートレート。屋内、くっそ難しい。ちなみに最初の撮影はこちらからどうぞ。 今回もソニーとキヤノンの2台体制。今回はソニーの写真。 Studio Coucou(クークー) は、都営大江戸線の森下駅と清澄白河駅の間くらいにある、自然光を売りにしたスタジオ。自然光を売りにしていても今日は生憎のお天気。差し込む光は頼りない。 同じスタジオ内で複数のモデルさんとカメラマンが同時に撮影している。見回してみるとストロボ、三脚は当たり前、ソフト

赤星依璃香@汐留

Kawaii Collection の赤星依璃香さん。二十歳の学生さんだけど、サロンモデルもやっていて Instagram では既に万単位のフォロワーがいる。 「自分をどんな風に撮ってほしいのか」という明確なヴィジョンを持っていた。サロンモデルをやっているとその辺の美意識は自然と高くなるのかもしれないね。 撮っている最中に「どんな風に撮れてますか?」とその場でチェックしたがるモデルさんも初めてだった。初めても何もまだ三人目だけど。 どの角度で、どういう表情をすれば自分を

YUNA@二子玉川ライズ

二子玉川でポートレート撮影。モデルは kawaii collection の YUNA さん。 こちらの撮影会はその名が示すとおりキュートな雰囲気のモデルさんが多いのだけど、エキゾチックな雰囲気で異彩を放っていた YUNA さんが気になったのでお願いしてみた。 まだ撮影モデルの仕事は駆け出しと言っていたけれど、表情作りは板についていて、まさに痒いところに手が届くという感触だった。クールビューティって感じの写真が撮りたかったのだ。撮影中「あー、いい表情だなあ、、、」とド