昨日から僕の頭の中に流れているのは吉幾三の「雪国」だ。原宿を歩きながら脳内で流すBGMとしてはおかしい、ということにすぐには気付かなかった。イントロのツインギターのハモりがぐっとくるんだ。僕は若い頃さんざんヘビーなミュージックに親しんだのだけど、そういう人は意外と演歌と親和性が高い。かもしれない。

さて、でも雪景色に合う音楽って何なんだろう。GLAY の Winter Again とか？あ、広瀬香美とか松任谷由美とか？我ながら一々チョイスが古い。ちょっと会社の若い子に聞いてみたら「今時のスキー場ではそんな音楽流れてませんよ（苦笑）」と軽く馬鹿にされた。おのれ。

Bonnie Pink が何となく冬のイメージなのは、トーレ・ヨハンソンとつるんでた頃のイメージが強いからだろうか。確か北欧の人だった。

だから同じように Cardigans とか Cloudberry Jam とか Cranberries とか、どことなく冬っぽさを感じさせる。ような気がする。そんな沢山聴いてないから違うかもしれないけど。

そういえば Cranberries の曲がウォン・カーウァイの映画で使われていたよな。あれはなんだっけ。「恋する惑星」だったかな。調べてみたらフェイ・ウォンのカバーだった。たぶん僕が先に聴いたのはフェイ・ウォン Ver. だったのだろう。

しかしウォン・カーウァイとかフェイ・ウォンとか懐かしいな。僕はクリストファー・ドイルの映像が苦手だから「天使の涙」以降の作品は観てないのだけど、今改めて観直してみたら意外とイケるかもしれないね。

雪に染まった原宿を徘徊しながらどうでもいいことを考えていた。とりあえずハッシュタグには「吉幾三」を入れておこう。