見出し画像

ブルーノ・ガンツ死去

享年77歳。ブルーノ・ガンツと言えば僕の場合は「ベルリン・天使の詩」のイメージが強い。天使の姿が見える元天使のピーター・フォークとのやりとりは印象深い。

エリック・ロメールの「O侯爵夫人」もまた強く印象に残っている作品だ。今でこそロメール作品を穏やかな気持ちで眺められるようになったけれど、若い頃は「なんて不愉快な映画ばかり撮るジジイなんだろう」と思っていた。見る映画見る映画、屁理屈こねる低俗なクソムッシュおよびクソマドモワゼルのねちっこいお喋りで全編埋め尽くされている。なんやねんこのロメールってジジイは、一体何がしたいねん。

・・・と一方的に不満を募らせる中で突如遭遇した個人的傑作が「O侯爵夫人」だった。ブルーノ・ガンツが出演していたことも、記憶に刻み込まれる大きな要因になっていたと思う。こういう作品にふと遭遇してしまうからロメール作品を見逃せなくなり、ついには「なんかよく分からんけど見てしまう監督」になってしまった。

「春にして君を想う」は、とっくの昔に閉館になった中野武蔵野ホールで観た。天使役で出てくるんだよね。でも膀胱が破裂寸前だった僕は全く映画に集中できず、ただただ「おしっこをスーパー我慢した映画」として記憶に残っている。

あとはアンゲロプロスの「永遠と一日」。これは日比谷シャンテに観に行った記憶があるけど、途中で寝たと思う。もう一回チャレンジしたいな。アンゲロプロスは大好きなんだけど、体調次第で睡魔との戦いに負けることもしばしば。

ちなみに昨年他界したベルトルッチ監督とブルーノ・ガンツは同い年で誕生日も近い。この両者に特に接点は無いと思うけどなんだか不思議だね。

しかしそう考えるとゴダールは随分元気そうだよな。もう88歳だというのに。オリヴェイラ(享年106歳)並みに長生きしてくれるといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?