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目黒 - やきとん玉や

今まで色々と Web の片隅で文章をしこしこ書いてきたけれど、「一人称をどうするか」という問題は常につきまとっている。note では「僕」を使っているけれど、正直なところ実生活で「ボク」などと口走ることは稀だ。

実生活に合わせるにしても、場面に応じて「私」と「俺」を使い分けているのだから、どちらかに統一してもやはり違和感がある。

ではいっそのこと「小生」「我輩」「おいどん」「ワイ」「ミー」などのトリッキーな一人称の導入はどうだろうか。どうにも中途半端なキャラクターの作りこみで胡散臭いし薄っぺらい。「自分」という手もあるけれど、というか実際使っていた時期もあったけど、これは当の本人が思う以上に読み手に「カタイ」という印象を与えてしまうようだ。高倉健の「ジブン、不器用ですから」という印象に近いだろうか。

そもそも王道の「私」「僕」「俺」の中で、なぜ最も実生活で使わない「僕」を採用しているのかというと、これは単純な消去法だ。「私」は中性的だしかしこまっている。「余所行き」の印象が強い。クライアントに向かって話しているような気分になってしまう。一方の「俺」はというと、別に普通に誰もが日常的に使う言葉のはずなのに、テキストにすると必要以上に荒くれ者な印象が強くなってしまう。その中間に位置するのが「僕」ということだ。適度に控えめで適度に砕けている。一番無難ということだ。

しかしそれもそれでなんだか「ひとつこれでどうか穏便に・・・フヒヒ」という卑屈な態度のように思えてしまうこともある。(考えすぎかなあ)

という思いを胸に、今日もは note に投稿する。(なんか恥ずかしくなってきた)

このお店は、看板に描かれた豚の絵が実にしみじみとサエない雰囲気をまとっていたので「うーん・・・」と横目に通り過ぎようとしたら中の店員さんと目が合ってしまったので勢いで入ってしまった。串は大ぶりでなかなか美味しい。店員さんも感じが良い。

ただ、ほんのちょっとだけお高いかなあ。。。

ごちそうさまでした。

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