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池袋 - 豊田屋

一人飲みの新規開拓をしばらくサボっていたような気がする。

別にサボっていたって誰に怒られるわけでもないのだけど、急に「開拓しなきゃ」と思い立ってやってきたのは前から少し気になっていた池袋の豊田屋。

ちなみにすぐ横には先日お邪魔した J's Bar があったりする。

池袋は僕の青春時代の舞台だ。このすぐそばの立ち飲み屋でアルバイトもしていた。当時の僕はガチガチの長髪バンドマンで、アルバイトで雇ってくれる店もしみったれた酒場くらいしかなかったのだ。キャンパスも池袋にあったし、池袋は西も東も北も南も、そこら中に思い出が散らばっている。

この界隈だと、酔っ払った勢いで風俗の看板を蹴っ飛ばしてイカツイお兄さんに詰め寄られたとか、運転の荒いタクシーを蹴っ飛ばして運転手と揉めたとか、チーマー(笑)のお兄さんに絡まれてバイトの店の外で待ち伏せされたとか、、、なんて話すとオッサンのくそしょうもない武勇伝のように聞こえるかもしれないけれど、本人は恥ずかしくてしょうがないのだ。マジであの頃の自分はどうしようもない社会の底辺に潜むダニのような存在だったと思う。

僕はダニのまま、27歳で死ぬと思っていた。ジャニスのように。ジミのように。カートのように。けれど気づけば40過ぎるまで生き延びている。27歳で死ねなかった僕は「みっともなく生き恥を晒している」と思っていた時期もあった。

でも今の僕はそれが無様だとは思わない。

長く生きたことで、僕はかけがえのない出会いを沢山経験した。27歳で死んでいたなら出会えなかった人たちだ。僕は生きていて本当に良かったと思っている。

ま、今日の投稿は酔っ払いの戯言だと思って聞き流してください。

音楽にイソしむ若者たち。素直に羨ましいなあと思う。

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