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東中野 - 浦野屋 やきとんてるてる

お勉強のために東中野の上島珈琲に入ったが、まるで集中できなかった。気が付けば勉強を終えた後にどこの店で一杯やろうかと考え、「東中野 焼き鳥」などと検索していた。ダメだこりゃ。

そういえば「BOX東中野」っていう映画館があったなあ、とふと思い出した。行ったことはないのだけど。それが今は「ポレポレ東中野」に名前を変えていた。なんとも締まらない名前だ。

「中野武蔵野ホール」って映画館もあったな。そこで僕はフリドリック・トール・フリドリクソンの「春にして君を想う」を観た。トイレを我慢しすぎて最後の方のシーンはまるで集中できなかった、というなんとも残念な記憶しか残っていない。「中野武蔵野ホール」はもう十年以上も前に閉館したそうだ。残念。

ちなみに僕が昔働いていた映画館もとうの昔に閉館している。池袋と高田馬場にあったミニシアター、というと分かる人には分かってしまうのだろうか。

突然だけど、僕は昔から実年齢よりもだいぶ若く見られる。そしてそういう己の特性を「やったぜ」と呑気に喜んでいられる年齢でもない。分不相応に「ナメられている」と感じることが多い。

「はいよ、串ね」などとぶっきらぼうに出されたこれ。かなり美味しかった。でもそのナメくさった態度はなんなんだ。他の客には敬語で話しているではないか。おそらくそう僕と年は離れてはいないだろう。ぐぬぬ、と思う。おのれ、僕は今筋トレでだいぶ力もあるからお前なんぞ一捻りなのだぞ、としょうもない妄想を巡らせながらホッピー黒を流し込む。これまた美味しい。

月が綺麗な夜だった。

ごちそうさまでした。

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