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製品レビュワーにはならない

自分の写真を見てもらう時に、カメラやレンズの機種とか、F値やSS、ISOなどの設定を提示する必要はないと僕は考えている。

音楽ならわかりやすいだろうか。どこのメーカーのギターで、どのアンプで、どのエフェクターで、どんな設定で録音しました、なんて話はマニア向けのギター雑誌なら需要のある話だろうけど、一般のリスナーには何の意味もない。

僕が最近ちょこちょこ上げてるギターの演奏動画。あのギターがどこのメーカーのなんて機種で、エフェクトや録音にどんなソフトウェアを使ったか、そんなこと知りたいと思うのは、自分もギターを弾く人だけだろう。

写真だってそれは同じことのはずだ。それとも、カメラの知識に精通していない人は写真という表現を楽しむ資格が無いとでもいうのだろうか。写真とはそんなにも排他的で閉鎖的なカルチャーなのだろうか。

僕も初めてデジタル一眼を購入する時はネットの情報にお世話になった。製品レビューの Youtube 動画を死ぬほど見た。そういう趣旨なら意味がある。このカメラで、このレンズで、こういう設定で撮ったらこう写りますよ、という情報は参考になる。

でも僕は製品レビューがしたいわけじゃない。だから自分の写真を見てもらう時に機材や設定の話はしない。

カメラマンにしか通用しない話は、カメラマン同士しけた飲み屋で酔っ払いながら話すくらいがちょうどいいよ。

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