マラソン大会の会場となったバンタオビーチは、プーケット有数の高級リゾート地らしい。
周囲はリゾートマンションや別荘、ヴァカンス用の集合住宅が建ち並んでいる。

会場近くに安いゲストハウスがあるわけがなく、今回は貸別荘に宿泊していた。
ベッドルームがいくつかある一軒家をラン仲間とシェアしたのだが、複数人でシェアすればかなり上等な部屋にも安価で泊まることができる。

プーケット滞在中は、観光らしい観光はしなかった。
近くのレストランで酒を飲んで、タイ料理をたらふく食べただけだ。

一人で長旅をしているとどうしても、安宿を泊まり歩いたり、屋台で簡単に食事を済ませたり、忙しなく観光地を歩き回ったりしてしまうが、こういう「大人の旅」も悪くない。というか、最高だ。

他のメンバーは昼過ぎのフライトでインドへと帰ってしまったが、ぼくのフライトは23時発。
せっかく世界的有名観光地に来ているということで、島でいちばん賑わうパトンビーチに行ってみることにした。

ビーチや通りを歩いたり、土産物屋やショッピングモールを冷やかしたり、ビーチアクティビティを眺めたりして、日が暮れるまでのんびりと時間を過ごす。

日が暮れたらバスで空港まで移動し、深夜のフライトを待つ。
バンコク行きの飛行機は定刻より30分遅れて離陸した。

旅の間は出費の記録を細かく残しているが、プーケットで使用したお金に関しては明瞭になっていない。
というのも、ホテル代や食事代などは誰かがカードでまとめて払っていて、まだ精算できていないからだ。
そのうち徴収されるが、おそらく2泊3日で2〜3万円くらいだと思う。