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6/16 サンライズからサンセットまで 【シェムリアップ】

早朝4時に起床。
本日の日の出時刻は午前5時38分。
アンコールワットの開場時刻(午前5時)に間に合うように、4時25分にゲストハウスを出る。

真っ暗な1本道の参道をママチャリで走る。
湿度が高く、ほてった体の熱気で眼鏡が曇る。

午前5時ちょうどにアンコールワットに到着。
東の空の際が漆黒から淡い群青色に変化し、アンコールワットの巨大な陰がぼんやりと浮かび上がっている。

午前5時

予習していた撮影スポットの池まで行って、少しずつ白んでいく空を見つめる。

午前5時6分
午前5時27分

たなびく雲が赤く染まるのが美しい。
開場してすぐは人があまりいなかったが、この辺りから続々と観光客がやってくる。
日本語での話し声も多く聞こえた。

午前5時45分
午前6時2分

日の出時刻から25分ほどで朝日が姿を表す。

朝日に照らされる遺跡

今日は小回りコースで遺跡を巡る。
アンコールワットやアンコールトムなどの人気遺跡を見学するが、午前中の涼しいうちに観光を終わらせてしまう予定だ。

Angkor Wat(アンコールワット)

クメール王朝の力を象徴する、12世紀前半に建てられた巨大寺院。

早朝のアンコールワット
インドの叙事詩『マハーバーラタ』が描かれた壁
漢字で書かれた文章がうっすらと見える。森本右近太夫の落書きか。


Phnom Bakheng(プノンバケン)

小山を登った先にある見晴らしの良い遺跡で、サンセットポイントとして有名。

ヒンドゥー寺院でお馴染みのナンディー像
遺跡群の中にいることを忘れるような山道


Angkor Thom(アンコールトム)

12世紀後半に建築された都市遺跡で、一辺約3kmの城壁に囲まれた敷地内に複数の遺跡が点在する。

遺跡への入り口
南大門
バイヨン(横から)
バイヨン(正面から)
クメールの微笑み
勝利の門


Chau Say Thevada(チャウ・サイ・デボーダ)

綺麗な女神像が人気。


Ta Keo(タ・ケウ)

未完成のまま建設を中断されたピラミッド型遺跡。

階段はかなり急で、降りるとき怖かった


Ta Prohm(タ・プローム)

ガジュマルの侵食によって崩壊しかけている遺跡が特徴。


Banteay Kdei(バンテアイ・クデイ)

発掘調査に上智大学が携わっている。


Sras Srang(スラ・スラン)

王の沐浴用に作られた池。

小回りコースをぐるっとして、昼前に観光を終える。

各国の援助を受けて、発掘・修復作業は行われている

午後はゲストハウスで昼寝をして、街の南部にある隠れサンセットスポットのプノン・クロムに向かう。
ここもアンコールワット遺跡群の一つで、サンセット鑑賞地点に行くにはチケットが必要。

市内から7kmほど、南へ自転車を走らせる。

水田の中にハンモックカフェらしきものを発見。

プノン・クロムは、東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖の近くにある。
湖が近づくにつれ、高床式の住宅が現れ始める。

トンレサップ湖は「伸縮する湖」とも呼ばれ、乾季と雨季とでその姿を大きく変えます。もちろん乾季でもその面積およそ2700平方kmと巨大で、日本最大の湖・琵琶湖の4倍の大きさがあるのですが、雨季にはその水量、面積ともに膨張し、時には1万6000平方キロになります。なんと岩手県よりも大きい面積の湖になってしまうのです。
変わるのは面積だけではありません。水深も大きく変化します。乾季には深さ1m前後ですが雨季には10m以上と、ぐっと深くなります。

JTBのウェブサイトより抜粋

雨季の水量増加に備えて、家屋が高い位置に作られている。
現在、カンボジアは雨季に突入しているようだが、これからどんどん湖は膨張し、深さを増していくのだろう。

そんな景色を楽しみながら、プノン・クロムに到着。

階段と坂道を登って丘の頂上まで行く。
遺跡の手前に現役の仏教寺院があり、オレンジ色の袈裟を着た僧侶の姿が何人か見られた。

仏教寺院を通り過ぎて遺跡に到着。

地味だがこれも世界遺産の一つ

が、今回は遺跡はメインではなく、その先の見晴らしがいい場所へ。

西の方角。
そのうち、ここらの水田一帯も湖の底に沈むのだろうか。
南の方角。
トンレサップ湖の水平線が見える。

地平線に雲がかかってしまい、残念ながらサンセットは見れず。
真っ暗になってしまう前に下山する。

とっぷり日も暮れた帰り道では、路肩のプラスチック椅子に腰掛けてビールを飲んだりご飯を食べたりしている地域住民がたくさんいて、雰囲気がとても良かった。


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