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【インド雪山紀行12】特に何もない日

2023/12/28

8時過ぎに起きるとすでにプージャが始まっている。
朝のプージャを少し見学させてもらう。

大太鼓が増えていた
シンバルのようなもの

お経の雰囲気は昨日と同じだが、今日のプージャは鳴り物が多い。
これが今日の夕方までひたすら続くらしい。

今日は何も予定がないので、外を散歩する。

他の民家からも太鼓や読経の音が漏れ聞こえてくる。
同時多発的にいろいろな民家でプージャが行われているのだろう。
Tundupが言うには、このプージャは月の暦に従って年末の時期に実施され、ザンスカールの端から端まで僧侶が民家を渡り歩いていくらしい。
トータルで1か月以上はかかるのではないかということだ。

家に帰ると朝食の時刻。

あんずのジャム
チャパティに塗って食べる

前にも少し書いたが、インドの食事時刻は全体的に日本よりも遅い傾向にある。
朝の冷え込みが厳しく1日の動き始めが遅いラダックは、特にその傾向が強い。
ラダック滞在を振り返ると、食事のスケジュールはだいたい以下の通りだった。

9時…チャイとクッキーの軽食
11時…朝食
15時…昼食
21時…夕食

寒くて乾燥したこの時期、不毛地帯のラダックでは新鮮な野菜が手に入りにくい。
八百屋に並ぶのは傷んだ野菜ばかりで、年中高温多湿な南インドとは雲泥の差がある。
それゆえに食事は炭水化物が中心で、ラダック滞在中はお腹の調子があまり良くなかった。
たえず満腹状態で、お腹が張っている感じ。

散歩から帰ると、正装のTundupが燃やした葉っぱを掲げて外に出てきたところだった。

お経のようなものを声高に唱えながら、家の周りを何周かする。
家の内外から悪いものを追いやり、良いものを呼び込む儀式とのこと。

夕方頃、暇そうな私を見て、Tundupがチャダートレックの練習をしようと提案してくれた。
明日から3日間、凍った川を歩くチャダートレックを行うが、そのリハーサルというわけだ。

家に帰ったら夕飯の準備

小麦粉で練ったものをパスタのように形状を整え、カレー風味のスープで煮込む。

肉はマトン

シュッテギという名前のラダック料理。

ラダックの夕飯は午後9時ころ。
お腹がいっぱいになったらすぐに寝る。

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