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Instagramでゆるゆるとフォロワー1000人。好きなモノがもっと好きになる発信

最近、インスタがどんどん楽しくなってきた、きよいち(@kiyoichi_t)です。

2年ほど前から続けていたインスタグラムのフォロワーが、先日、1000人を超えました。

とてもゆっくりしたペースでの1000人超え。

なのですが、フォロワーを買ったり、相互フォローでの数増やしなどはせず、

発信する「内容」や「方法」を、いろいろと試行錯誤しながら続けてきた結果だったので、嬉しかったです。


中でも一番、心を配ってたのが、記事タイトルにも入れている「好きなモノがもっと好きになる発信」というコト。

せっかくなので1000人を超えたこのタイミングで、考えてきたことをまとめてみたいと思います。

書いてる人の紹介

本題に入る前に、少しだけ自己紹介をさせてください。

仕事は、「編集」「マーケティング」などをよく担当しています。「よりよいモノを作って、伝える」ための方法を考えたり、分析したりするのが好きです。

インスタはじめたきっかけにもからんでくるので、経歴をざっくり「起」「承」「転」「結」でまとめると

【起】子供の頃にゲームのおかげで「はじめての友達」ができた

【承】新卒で「謎解きゲーム」の宣伝企画

【転】新規プロジェクトで「子供向けのゲーム、アニメ、漫画、玩具など」のメディアミックス企画

【結】転職して「日本旅行がしたい外国人向けのITスタートアップ」で宣伝企画(いまココ)

という感じで歩んできました。

難しいこと考えたがるオタクと思っていただければ、だいたい合ってます。

それでは、前置きはこれくらいにして本題にうつりたいと思います。下の12項目に分けて、話していきます。

目次

◇Instagramをなぜはじめたか?
◇「好きなモノがもっと好きになる配信」とは?
◇誰のための発信?
◇発信内容は、「見る側の生活」をイメージして考える
◇動画の画面サイズで、「没入感」が変わる
◇サムネイルが、「見たくなる動機」をつくる
◇プロフィールと投稿のセットが、「世界観」をつくる
◇投稿バリエーションは、「組み合わせ」で増やす
◇見つけてもらうために、「見せる人」を絞る
◇コミュニケーションを、「意図的に」起きやすくする
◇最後に。この記事をなぜ書くことにしたか
◇他にこんなの書いてます

※アカウントは本文の中で紹介していきます。

Instagramをなぜはじめたか?

結論から先に言うと、「ユーザーの立場から、好きなコンテンツを盛り上げる」ということを、ネット上でしてみたかったんです。

もともとゲームやアニメといったコンテンツのプロモーションを担当していたので、「勉強になるから」という軽い言い訳をしつつ、好きなコンテンツに関する、ネット上のSNSのコメントをずっと追いつづけたりしてました。

当時(2014年くらいのとき)、とくに面白いなと思っていたのが、任天堂のネットワークコミュニティ「ミーバース」。

いまはサービス終了しちゃったんですが、コンテンツごとに存在するコミュニティ板では、SNSアカウントをまだ持っていないような小学生も、3DSを使って活発にオンラインの交流をしていました。

子供どうしが「協力プレイの作戦会議」をしたり、あるあるの「俺だけが知っている攻略法自慢」をしあったり。

そんな姿に、ほっこりしつつも、好きなコンテンツを通したコミュニティが、ネット上だけで育っていっているところに面白さを感じていました。

「ミーバース」参考URL:
https://www.nintendo.co.jp/hardware/3dsseries/miiverse/index.html



そんなことばかり考えていたので、日本で流行りはじめたインスタのコンテンツ投稿も、自然な流れでよく見るようになっていったんですよね。

そこにあったのが、ミーバースと同じように、

好きなコンテンツを通して、個人と個人が交流するコミュニティ。

画像や動画の投稿というのもコンテンツのコミュニケーションにすごく合ってるな、と思いながら見てました。

当時はユーチューバーの活躍がとくにメディアでピックアップされていた時期だったので、「ユーチューバー」と「その視聴者」といった構図じゃない、「個人」と「個人」がゆるやかに繋がっている構図も、なおさら面白く感じたんです。

そして、きたる、2015年5月28日。

この日、発売された「スプラトゥーン」に個人的にどハマり。数百時間じゃおさまらず、数千時間単位でハマりこむようになります。

「この大好きなコンテンツの発信をしたい」という気持ちが後押しして、自分自身もインスタをじっくりやってみることにしました。

Wikiより抜粋(スプラトゥーン):
インクを撃ち合うアクションシューティングゲーム。主人公はヒトの姿に変身できる「インクリング(英: Inkling)」という名前のイカ。

動画投稿の権利に関して(注意):
スプラトゥーンは、ユーチューブ、ニコニコなどでは任天堂クリエイターズプログラムにより許可されていますが、インスタグラムではまだ、任天堂の公式ガイドラインがありません。


「好きなモノがもっと好きになる発信」とは?

発信内容を決めるときの指針にしていたのが、この「好きなモノがもっと好きになる発信」というテーマです。

意味合いとしては、2つ。

①見てくれた方が、そのコンテンツをもっと好きになる
②自分自身が、そのコンテンツをもっと好きになる

自分自身をコンテンツコミュニティの一要素と考えて、見る側と、発信する側、両方によい発信にしたいなと思っていました。ここで規定したテーマが、発信内容を決めていくことになります。

ただ正直言うと、最初の時点ではここまできっちりした言葉として、規定してはなかったです。「スプラトゥーン楽しいから、みんな好きになっちゃいなよ」くらいの気持ちから、発信を続けていくなかで、この言葉に落ち着いた感じでした。

誰のための発信?

大枠のターゲティングとしては、「インスタグラムを使っている、スプラトゥーン好き全員」となるのですが、

もう少し詳細なターゲットとして、下の2人のような方を想定していました。

①日本に興味がある、海外ユーザー
②子供と一緒にプレイしている、日本ユーザー

それぞれ、少し詳しく書くと、

①の「日本に興味がある、海外ユーザー」については、
インスタグラムがまだ日本で流行りきっていない中、世界的にはすでに多くの利用者がいる状況で、

スプラトゥーン自体も、全世界での同時展開を想定したコンテンツだったので、すごく相性が良いなと思ったんです。

ゲーム性としても、例えば、ゲーム内のチーム対抗戦イベント「フェス」のテーマでは、国ごとにあえて違いを出したりもしていたので、「日本からの発信」という部分も生かして、お互いの状況を楽しむことができそうだなと。

「フェス」のテーマの違い:
日本だと「ごはんVSパン」、北米だと「焼きマシュマロVSホットドッグ」といった感じ。

以下、日本でのフェスの模様


②の「子供と一緒にプレイしている、日本ユーザー」については、
日本でのインスタグラム利用者がまだ少ない中、単純に1人でハマっているゲーマーだけに絞ると、あまり広がりがないなと。

そんな中、Wiiやニンテンドースイッチの登場によって、「子供が買ったゲームを一緒にするようになった」という話をよく聞くようになっていたので、

自分のアカウント自体ではコンテンツの発信しないで、子供との日常を発信しているけれど、「コンテンツ自体に興味はすごくある」という親子ユーザーも多そうだなと思いました。

ここのターゲット設定は、海外と日本では言語の違いがあるので、普通なら、投稿内容が英語と日本語で混乱してしまわないように、絞った方がいいかもしれないのですが、

コメントで英語と日本語がいりみだれているという状況を作れると、「全世界でハマっている人がこんなにいる」ってことを、感じてもらえそうだなと思い、意識的に「海外と日本を混ぜる」ことをしていきました。

アカウントの「インサイト」から見れるオーディエンス情報から、現在の自分の国別比、年齢比などを見てみると、こんな感じ。

インスタグラムのインサイト機能:
通常の個人ページを、ビジネスプロフィールに切り替えることで見れる追加機能。最近気づいたまめ知識「年齢層とかはタップするとパーセント表示が出てくる」

「国」は、日本とそれ以外がだいたい半分ずつ。

「年齢」は、30歳前後が一番多く。

「性別」は、半々。

最初に想定していた形に、けっこう近づけているかなと思っています。

発信内容は、「見る側の生活」をイメージして考える

設定したターゲットの方をイメージしながら、その人の生活の中で、どんな投稿を見たら「やっぱスプラトゥーンいいよな」って思ってもらえるかと考えました。

そこで、一番のメインになってくるのが「プレイ動画」なんですが、かっこいいプレイカット集を出しても、それって、ただの自慢になってしまって、つまらない。

「勝った」「負けた」という情報じゃなくて、前後のストーリーが含まれた「他の誰かに語れる文脈」が必要だなと。

そのために意識したのが、下の2つの要素。

①驚きがある(ギリギリで負けそうだったけど勝つ、とか)
②参考になる(ここの壁登れるって知らなかった、とか)

この「文脈」がないと、ただ見て終わりになっちゃうのですが、

これがあると、例えば、お母さんが子供に「この動画みてみてよ」と、コミュニケーション取るきっかけになってきます。

ユーチューブやニコニコの実況動画は短くても数分単位なので、探して見るのに一定の時間を使わないといけないんですけど、

インスタグラムの中に自然にまぎれこませることができれば、家族内コミュニティの中で「ゲームの話題」が起こる流れをもっと自然にできそうだなと。

実際、動画へのコメントで「子供に見せてあげたらテンション上がってました」という言葉をもらえたことがあって、すごい嬉しかったです。

ここの「文脈」が、「フォローしたい」と思ってもらうためにも必要な要素だと思っています。

動画の画面サイズで、「没入感」が変わる

Nintendo Switchの画面は、もともとはモニターに合わせた横長サイズなので、ユーチューブやニコニコの実況動画でも、そのまま横長で流れています。

ただ、インスタグラムは、スマホを縦のままスクロールしながら見るのが基本。スプラトゥーンみたいなキャラが中心でアクションするゲームでは、キャラが小さすぎて何してるか分からないんですよね。

なので、インスタの場合は、左右の画面の切って、中心だけに寄せた正方形の構図にしています。

実際、ゲームってハマり込んでるとき、無意識的に周りの景色を頭の中でぼかして処理しているので、中心の四角形に集中した画面構成にした方が、プレイしているときの感覚に近いなと感じます。

「驚き」「参考」どちらの要素を見せるにしても、自分がやってるように感じる「プレイの疑似体験」ができると、もっと熱中してもらえます。

この「中心に寄せた正方形の縦横比」は、最初はインスタのサイズ推奨仕様に合わせただけだったのですが、続けていくうちに、上の利点に気づくことができました。

サムネイルが、「見たくなる動機」をつくる

動画は画像と違って、「時間を使って見る」ということをしてもらわないと、良いか悪いか分かってもらえません。

サムネイルで「いかにネタバレするか」が大事。これ、自分は最初のころ、あまり意識できてませんでした。

動画の中身を「確認してもらう」ためにも、サムネイル+開始1秒で「見たくなる動機」を作る必要があります。

方法としては、動画の要素になる「①驚き」「②参考」の場面をサムネイルにしちゃうか、端的な言葉で表現しちゃいます。

ここらへんの「ネタバレ」のバランスについては、キングコングの西野さんも著書でよく言ってますよね。

「人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、『確認作業』」(抜粋)、だからこそ、意図的にネタバレをしていくって。

個人の投稿単位でも同じこと言えるなと思います。

サムネイル含めた動画編集:
自分は全部、スマホのアプリだけ使ってやってます。画像編集に「MOLDIV」。動画編集に「VivaVideo」。


プロフィールと投稿のセットが、「世界観」をつくる

そのアカウントを「フォローするか否か」は、「プロフィール(人)」と「投稿内容」の組み合わせで判断することになってきます。

1人の「スプラトゥーンプレイヤー」として信用してもらうためにも、プロフィールページで最初に表示される範囲を整えるのはホント大事。

プロフィール文の作り方としては、発信内容に合わせて、調整かけていくのがやりやすいかなと。

自分の場合、最初は、スプラトゥーンに完全に特化していたので、「ファンだけに分かる表現」ばかり使っていたのですが、

いまは少し広げて「日本のオタク生活」的な投稿も混ぜていくために、こんな感じにしています。

このプロフィール文も、想定ターゲットから考えれば、英語にするか、日本語にするか、それとも両方か、というのは迷いどころなのですが、

冒頭で「Japanese」と入れつつ、名前にも「きよいち」と入れておけば、全部英語の文章でも日本人から不信感もたれることはないので、英語に振り切っています。

気にした細かな点を箇条書きで:
◇海の近くに住んでいることを情報として入れて、なんとなくスプラトゥーンを想起させたり。
◇英語がつたないのを逆手にとって、日本人っぽく「英語は勉強中だよ!」ってフォロー入れたり。
◇投稿のひとつひとつが際立つように、サムネイルの色が連続しないように調整したり。

メッセージやコメントで、海外の方から「お前のページ好きだわ」って言葉をもらったときは、嬉しかったです。


投稿バリエーションは、「組み合わせ」で増やす

動画以外の投稿についても、「①驚き」「②参考」を入れることを意識していたのですが、そのためによくやっていたのが「要素を組み合わせること」。

「アイデアは既存のものの組み合わせ」とよく言われるように、2つの何かを合わせることを意識してました。

「スプラトゥーンのハンカチ」と、「折り紙のイカの折り方」を合わせてみたり。

「スプラトゥーンのチョコエッグフィギュア」と、「観葉植物」をあわせてみたり。

片方をスプラトゥーンにして、もう片方に何かをあわせると、方向性をブラさずに、だいたいアイデアらしきものが見えてきます。

見つけてもらうために、「見せる人」を絞る

ここまで書いてきた多くが、「フォローしたいと思ってもらう工夫」だったのですが、そこに至るためにも「見つけてもらう工夫」が必要です。

ただ、ここに関しては、自分はあまり力を入れきれてなかったんですよね。スプラトゥーンのファンを広げるために、そこの中で何ができるかをまずは試してみたかったので…

なので、やっていたことと言えば「スプラトゥーンに特化したハッシュタグ選定」「いいと思った投稿に、いいねつける」ってくらいでした。

この点が、フォロワー1000人までに時間がかかってしまった一つの要因かなと思っています。

でもだからこそ、最初に想定していたターゲットの方々には見つけてもらえて、小さなコミュニティの中でやりとりを重ねていくことができました。


下の写真は、スプラトゥーン好きで集まって行った、スプラトゥーンの大会の模様。


コミュニケーションを、「意図的に」起きやすくする

モテクリエイターのゆうこすさんもよく言ってますが、投稿の文章も、がっつり書いた方がいいです。ここがコミュニケーションを起こすきっかけになってきます。

自分が紹介するまでもないと思いますが、参考URLも貼っときますね。


自分の場合は、「どんな驚きがあったか」「何が参考になるか」といった文脈をストーリーで語るようにしていました。

長めのものだと、例えば、この投稿。

投稿文には、このくらいつけてました。(英語はほんとダメダメなので、こんなダメでも、コミュニケーションとってるってくらいで思っていただければ…!)


ただ、この「投稿文」で、すごく意識してたのが、「敵も味方もディスらない」ってコト。

チーム戦のゲームって、ディスりたくなってしまいがちなんですが、そういうことすると、同じようなコメントが集まってきちゃう。

身内で盛り上がる分にはディスり合いも楽しみ方のひとつかもしれませんが、最初にやりたかった「好きなモノがもっと好きになる発信」というところに照らし合わせると違うかなと。

見る側も、発信する側も、お互いが好きになれるようなコミュニケーションを促したかったんですよね。


最後に。この記事をなぜ書くことにしたか

今回の記事を書こうと思ったのは、下のツイートがきっかけでした。

noteほんと楽しいなと思っていろんな記事を読みつつ、自分から記事を出すことはできてなかったので、フェスまでに書き上げられてよかったなと。


この記事では、「好きなコンテンツで遊んできた個人的な結果」を、できるだけ好きな気持ちが伝わるように語ってみました。

なので、人によっては参考にならなかったり、よくわからない部分、いらないと感じる部分も多かったと思うのですが、


テーマにしていた
「好きなモノがもっと好きになる発信」


これに合った内容に、この記事自体もなっていれば嬉しいです。

この記事を通して、「スプラトゥーンやっぱ面白いわ」「スプラトゥーンちょっと興味わいてきたかも」と1人でも思っていただけたら十分かなと。



🦑 🦑 🦑


他にこんなの書いてます

ゲームやアニメといった「コンテンツ業界」で仕事をしていたころの思い出話をつらつらと語っていたり。


「科学的にもスプラトゥーンをやる価値がある」ことを証明しようと、いろいろな文献を引用しながら、遊んでいたり。


そんな「ゲーム思考」な考えが転じて、「家の中にもゲーム要素をくわえて、楽しくできないかな」と模索していたり。


趣味全開の記事ばかりではありますが、よければどうぞ。「感想」や「いいね」もらえると、すさまじく嬉しいです。


※「収録機材」について質問いただいたので追記

ゲーム収録は下の「ビデオキャプチャー」で、ゲーム機とPCを繋いで使ってます。MacBookでも使えるんでこれにしました。

ただ、ちょっと古めのやつなんで、同じメーカーのものでも新しいやつ選んでいただいた方がいいかなと。


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