「結婚指輪のプラシーボ効果」と「ゲームの主人公専用装備」

昨年2017年、結婚しました。きよいち(@kiyoichi_t)です。

2017年は、仕事の方でも、
「福岡のゲーム会社」から、「鎌倉の旅系ITベンチャー」へと転職したこともあり、けっこういろいろと変化の多い1年だったなぁ、と振り返って思います。

そんなあわただしい1年の中で、
年末に「結婚式」も地元の福岡でおこなったのですが、けっこうギリギリ、1ヶ月前ぐらいまで、しっくりこなくて準備できてなかったのが


「結婚指輪」


でした。

「結婚指輪の存在理由」について考える

「結婚指輪」って本質的には「なきゃいけない」意味はなくて、「結婚」するから用意すべきとされる「型を作るためのモノ」だと思うんですけど、

個人的にはそういった「思想的なモノ」について考えるのが好きなので、ちゃんと「自分たちにとっての結婚指輪」というモノを、思考整理した上で準備したいな、と思ってました。

まぁとくに正解があるものでもないので、最終的には「当人同士の納得感」が得られるか否かという、ゆるめの判定基準にはなってきますが、

そのときに考えた流れをまとめてみたいと思います。


結論から言っちゃうと、

プラシーボ効果を、意図的に「積む」ことができるか否か

ってとこが、着地点になりました。


・ ・ ・


「ゲームの主人公専用装備」から「結婚指輪」を考える

「結婚指輪」という単語で最初にイメージするのが、
「ドラクエ5」の結婚イベントってくらいには、ゲーム脳のわたくしなので、

話は、ここからスタートします。


そのイベントで手に入れられるのが、
「ほのおのリング」と「みずのリング」という2つの結婚指輪。

これを「装備」できるのは、「主人公」と「彼の奥さん」だけ。
まぁ、結婚指輪なので当然っちゃ、当然ですね。

ただ、この「ドラクエ5」における結婚指輪のゲーム設定は、いろいろとシステム外のバックストーリーを感じさせるものになってるなぁと思います。

まず前提として、
「ほのおのリング」「みずのリング」は、モンスターとの戦闘中に「道具」として使用すると

「イオ(爆発系魔法)」「バギ(風系魔法)」といった呪文と同じ効果を出すことができる特別なアイテムでもあるのですが、

道具として使う分には、仲間も使用可能


結婚指輪であっても、「それを持って、使う」ことは問題ないということでしょう。


しかしながら、そんな特別なアイテムも「装備する」ことは「主人公」と「彼の奥さん」にしかできません。

これはおそらく、「結婚指輪だから」という理由で、まわりの仲間が「配慮して装備しなかった」ということなのかなと。

装備したときには、「炎や水の呪文からのダメージを軽減してくれる」という素敵な効果があるのですが、そんな効果があったとしても、仲間たちには「装備できない(しちゃいけない)アイテム」でした。


ここから学べるポイントがあるとすれば、
・装備ができるか否か
・装備したときにどんな効果が起きるかどうか
は、別の問題だということです。


そこで次に、もう少し観察対象を広げて
一般的な「専用装備の事例」から見てみたいと思います。

ゲームの主人公専用装備で、ぱっと思いつくのは、
「てんくうのつるぎ」「ゆうしゃのたて」などといった、
選ばれし者でないと装備できないアイテム。

これは、「効果が高いから、一部の者にしか装備できない」のか、
「装備できないように特化したものだから、効果が高い」のか、
は分かりませんが、

そりゃ強いだろうね、と納得できるアイテムです。


ただ、専用装備の中には、
「なんでこのアイテム、そんな効果高いの?」
って思うようなものも、けっこうあります。

ファイアーエムブレムの「レイピア」しかり
ファイナルファンタジーの「軍手」「釘バット」しかり

そんな不明確なアイテムですが

「神や伝説といった、別の大きな存在が関与していない」ということを考えると、こちらを深掘りしてみた方が、
「専用装備」のなんたるかが見えてきそうな気がします。

そこで、
先の事例に合わせて、ドラクエシリーズから一つをチョイスして、
「なぜそんな効果高いの?」を仮説検証してみます。


ここで取り出すのが、「ドラクエ3」の
「オルテガのかぶと(お父さんの形見のかぶと)」。

これは、かぶると
①ラリホー(眠らせる魔法)
②マヌーサ(幻惑の魔法)
③ルカニ(守備力を下げる魔法)
を避けやすくなるって効果があるんですけど、

【仮説1】
この効果って、もしかして
「勘違い(プラシーボ効果)」なんじゃないかと。

事実、この「オルテガのかぶと」、裏設定では、のちの、「ロトのかぶと(ゆうしゃ専用の伝説のかぶと)」になったとも言われているのですが、

その「ロトのかぶと」には、こういった特殊な効果は存在していないんですよね。

ここから推測するに、

主人公は「父の形見」ということから心を強く持つことができた

という、プラシーボ効果的な側面が大きいのではないかと思われます。
ジンクス、とかとも似た自己暗示ですね。

この「専用装備 プラシーボ効果理論」が通るのであれば、
ほかの「不明確なアイテム」が効果高い理由にも繋がりそうな気がします。


※余談1
この「オルテガのかぶと」、システムのバグで、「スーパーファミコン版」では、実際は特殊効果は発動していなかったとのことで、

上記、プラシーボ効果のストーリーに載せて考えると、「思い込みの上ではそうだったけど実際は効果なかった、みたいな状況で、なんだか可愛く見えたりします。
※余談2
「ロトのかぶと」は初期のドラクエでは効果ないんですが、後発の「ドラクエ9」などでは効果付きだったりするので、ホントのとこは、結論分かりません。あくまで遊び考察ですね。


ということで

プラシーボ効果を「積む」ことのできるストーリーが必要

だと。

検証元がゲームの設定なので、ただの寓話で
エビデンスどうこうって話じゃないんですが、「あるモノを使うことで自己肯定感」が上がるってのは、実際あるかなって思います。


なので、
お互いに「指輪を手作り」することにしました。

これから住もうとしている神奈川に、
「夫婦ではじめたという小さな工房」があったので、
お互いの指輪を、お互いが手作りするって感じで。

土地、工房のストーリー、もあわさって
良いバフ(ステータス上昇効果)がアイテムに付与される気がします。


指輪作りの工程としては、

これを

こうすると

こうなるので

こうして

こうすると

こうなります


「プラシーボ効果の積み方」は人それぞれあるかもですが、
作るのも楽しかったので、個人的にはおすすめ。


※余談
作ってから知ったのですが、「手作りの指輪」ってけっこう増えてるんですね。身近で、仕事仲間の方も別の場所で「手作り結婚指輪」を選ばれていたりしてて、カスタムオーダーメイドもけっこう手軽になったなぁって思いました。


・ ・ ・


この記事を書くことにしたきっかけ

日頃、ボイスメディアの「Voicy(ボイシー)」で、「コルクラボの温度」というチャンネルをよく聞いているのですが、

2018年5月末ごろの放送で、コルクの佐渡島さんが話されていた「分人主義における愛の定義」という話を聞いたのがきっかけでした。

そのときの「コルクラボの温度」放送回はこちら
「【サディ】平野啓一郎の新作「ある男」」


分人主義においては愛を

あなたを好きな、わたしが好き

という考え方をする。

佐渡島さんもその考えのもと、「そんな自分のことが好きになれる」時間を増やせるから、という考えで、最終的に結婚を決めたとのことで、この考え方自体、けっこう自分も似てるなぁって思いました。

今回の記事のテーマで言うと

この結婚指輪を付けている、わたしが好き

そう思えるかどうかが、自分の中でも、根底の考えとしてにあった気がします。



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ありがとうございます!(きよいち)
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ゲーム思考の仮説検証

生活をゲーム的に分解して、構築する。元ゲーム業界の人が、だいたいのことゲーム要素からめて考えちゃう話。 #ハマる仕組み化
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