マガジンのカバー画像

自分の絵の話

19
運営しているクリエイター

記事一覧

油絵の肖像画

油絵の肖像画

今年から、肖像画を制作しています。
それはよりプライベートなもので、友人やインターネットで知り合った方々をモデルにして描いています。

手順としては、実際に、目の前でモデルになってもらい、スケッチを重ねます。その時に使用するのは水彩です。それは最終的に、油絵に仕上げることを前提としています。油絵のモデリングを水彩で行なっている感じ。

最も重要なのは顔の造形です。
それは尖っていたり、傷付いていた

もっとみる
Sphinx

Sphinx

昨年末に行った個展の記録を作りました。 
以下、作品目録と展示写真です。
(リンク先PDFファイルが開きます。)

目録

写真|1(風景)  2(表面)

展示は終わってしまったけど、作品ご興味ある方はお問い合わせください。
ほとんど自画像なので全然飾りやすい作品ではないけど。
↓アクリルフレームに入れて納品したケースあり。

また作品作って展示やるぞ!

ついでになんか書こうかと思ったけど特

もっとみる
JUST DO IT.

JUST DO IT.

クリスマスに個展をします。

2018年にフィンセント・ファン・ゴッホに感銘を受けスタートした油絵制作の一つの終着点を展示します。
キャンバスの上で塑像された自画像は、次第に質料を増し、色彩のベールを脱ぎ、絵肌を露わにしました。
肖像は巨大化し、油絵の具という身体が立ちました。
ぜひご高覧ください。

以上展覧会についてです。

今回の個展は、初めて僕の意志でやります。
って、個展だから当たり前や

もっとみる
ライブ配信見てください!

ライブ配信見てください!

最近ライブ配信してます、Twitterで。
今日は眠くて出来なかったので、代わりにnoteを書いています。

↑これはボーカリストの絵。

その時の気分で気になることや、制作を補助するような内容だったり、ただの憂さ晴らしとしてだったり、机の上でやってるドローイングをライブ配信しています。

きっかけはインスタで主に海外の作家をチェックしていた時に、ライブ配信している人がチラホラいて、ああこんなに簡

もっとみる
油絵の自画像

油絵の自画像

「前の絵の方が良かったです。」と言われた。

ガーン・・・

2017年の秋、里山展の時からずっと油絵に取り組んでいる。その油絵の作品についてのメッセージである。前の絵というのは2017年初夏に行った「オーシャン」のこと。

2017年5月、「オーシャン」の作品↓
展示風景の写真は、《こちら》。

2017年10月、里山展の作品↓
他の作品は、《こちら》。

その翌2018年から油絵に集中して

もっとみる
オーシャンを終えて

オーシャンを終えて

↑写真は6.3のトロピカルパーティーの様子。
展覧会について文章を書きました。図録に掲載したものです。いつも通りの勢いで書きましたので読みにくいかもですが、以下、興味のある方はご一読くださいませ。

〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰

 今回の作品についてはあまり喋ることがない。解説というより、経緯の報告になってしまう。

 まず今回展覧会をするにあたって、僕は純粋にペインティングという

もっとみる
新しい画集について

新しい画集について

昨年末に新しく画集を作りました。

「清方の図画研究」カラーA4判・44ページ

2010〜2011年のドローイング40作品をほぼ原寸大で収録した画集です。 紙は特厚マットコートを使用。 リング製本なので好きなページの所で折りたたむことが出来ます。 表紙のフィルムカバーには1冊ずつペインティングが描かれます。 カバーの絵は「木」「丸」「光」「顔」の4種類から選べます。

▷ こちら ◁ からご購入

もっとみる
きょうとカレント展の記録

きょうとカレント展の記録

1ヶ月以上ブログを書けていませんでした。割とバタバタしていました。

記録。11月16〜20日「きょうとカレント展」に出展しておりました。

京都市美術館別館2階、入ってすぐ右です。

黒い大きな板は黒板です。

ちょうど1年前、個展に向けてこのブログを始めるにあたって書いた文章がチョークで板書されています。

最初の投稿に乗ってる文章。

マグネットで絵が貼られています。

大学時代の習作です。

もっとみる

円相

小学校作品展で飾ってた作品です。

おおきな◯を描いています。

これは地塗りなしの生キャンバスを用意して壁に貼って、それから黒いクレヨン、色鉛筆、なんでも一本筆を持って、その前ど真ん中に立ちます。

利き手の方の肩をキャンバスにくっつけて、腕を思い切り伸ばします。そのまま手を回して円を描きます。手の届く範囲の限界を探ります。

だいたい理解できたら、筆を持って、自分の手と手が及ばないところの、そ

もっとみる

ボールの作品について

小学校作品展で飾っていた自作品についてです。

まずボールです。

ボールに絵を描いています。まず、サイズと色を選んでボールを買います。このとき描くことは考えません。

全部並べます。カラフルで、並べると段々楽しくなってくるでしょう。気分でひとつ選んで、クレヨンで描いていきます。ひとつひとつが個性的になるように、工夫して描きましょう。

今回は8個作りました。一個一個順番にやり方を変えています。名

もっとみる

PLAY DEAD

弟の下宿部屋に飾られていた絵↓

White city ,THE END

PLAY DEAD

0合くらいの小さな作品です。弟が京都から東京に引っ越しました。この絵も持っていくようです。荷物を運び出した後のがらんどうの部屋に弟の友達が訪ねてきて、話をするとこの絵のことを知っていました。聞くと部屋に来た友人によく壁のこの絵について尋ねられたそうです。カオスラウンジ…?とか言われてたみたいです。懐か

もっとみる

さちよさんとの合作の話



奥田さちよさんとの合作です。2012年、4年前のみらブルの時の絵です。丸つながりで、小学校で展示しようと思います。

この絵はですね、なんで丸だったっけ?丸というのは僕のアイディアだったと思います。その時も丸、円が描きたかったんですよね。でもこの時は、球体のボールからの発想ではなくて、ワープホールのような、光の輪のイメージだった。光=無を表現したかったのだと思う、当時。ミラージュアイ、スターラ

もっとみる

リズミカルな絵たち

「いる」のときの作品です。

画用紙に色鉛筆で描いて切り取って、描いて切り取って、あとから台紙に貼り付けています。金縁と、銀縁に分けられています。

リズミカルな絵たち。こっちは切り取った絵を貼ってから描き加えています。

黄緑の上の絵。これは切った絵を絵の具で塗ったキャンバスの上に貼り付けています。

メインの作品。これも切った絵を青く塗ったキャンバスに乗せてからまたチョキチョキ形を切り取ってい

もっとみる
過去作品解説 part.5 完結編

過去作品解説 part.5 完結編

こんばんは。写真は卒制でつくったキャンバス画のスピーカー、裏はこんな風になっていました。ちゃんと音がなりますよ。いま部屋で飾り棚になっています。  

さて大学4年の夏休みに故郷・淡路島で行った回顧展。その後、僕は作品をつくらなくなります。発表する気がなくなります。大学最後の卒業制作は誰かに美を伝えようとする気がまったくありませんでした。なぜか。

最後の淡路島での個展、そこで目指されていたのは、

もっとみる