虫とイルカ

岡田真希人さんの展覧会に伺いました。

詳細は こちら

大学一年生の時の「油画基礎」の先生です。ご自身で採集された昆虫の標本と、絵が、飾られていました。葉っぱの絵、風景の絵、虫の絵、抽象的な色面の絵。それから、蝶やトンボ、カメムシ、、普段は気にも留めない小さなムシたち。。みんなきちんと名前があるのだな。絵にも名前があるはずだろう。

虫は確かに、僕らの憧れです。今もカッコイイなと思うけど、子どもの頃はもっと輝いて見えていた。ビーファイターカブト、ムシキング、仮面ライダー、、、いつの時代も昆虫は僕らの憧れじゃないか?僕もカブトムシを育てていた。あとはスズムシ。それから道端で拾ってきたサナギを孵化させたり。蝶ではなく蛾が出てきたけど全く残念じゃなかった。蛾の方がカッコイイではないか。中学の時美術部に入ってすぐ描いたのは月夜に羽ばたく大きな蛾の絵だった。そういや小学生の頃に入選した詩もカマキリについてのものだった。カマキリは、いちりゅうのかりうど。大学でのフレスコ画演習の時も蛾を描いたっけ。なんで蛾が好きかというと顔がいいではないか。僕はゴジラよりモスラが好きだった。

とにかく虫はカッコイイのだ。虫の絵を描いてもいいんじゃないか。そう思う。葉っぱの絵も描いたらいい。大きな大きな葉っぱの絵。それはそうと、僕は今イルカを描いている。イルカも好きな生き物だ。生き物はみんな好きだ。生きているから面白い。イルカは流線型だ。しかも、海の中では自由自在だ。飛んだり跳ねたりできる。無重力なのだ。重さから解放されている。自由って感じで、憧れる。虫も自由だ。翼を持っていて、羽ばたくことができる。

ユビフルだより「ただいま」で「イルカ・クジラ大百科」をオススメさせて頂きました。

ご登録は こちら (毎月配信のフリーマガジンです。僕はマンガと絵を掲載しております。)

「クジラ・イルカ大百科」はオススメです。写真がとにかく素晴らしい。迫力がすごいし、何より美しい。

さてそのあとは近くの東洋陶磁美術館へ。宮川香山の展覧会を拝見しました。カニが、、、、とにかくすごいです。けれど僕はやっぱり、最後の常設の朝鮮陶磁が好きだなあ。

特に この作品

こんな風に絵を描きたいんだよな。柔らかでふわふわと、雲のように浮かんでいる。重さがない、無重力、線と色彩、、カタチに沿うこと。雲もいいけど、波でもいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?