空スクリーン
みずいろ絵画教室のYouTubeチャンネルご存知ですか!?
GACCOH のチャンネルでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/channel/UCvDnSIsyDbxBY72GlgRzfnA
ご存知じゃない方は、ぜひ見てください。Please check!!
教室で考案した絵画のレッスンを動画でコンパクトにご紹介しています。まだ二つくらいしか載せられていませんが。。良いのがあったら撮影して載せていきますのでよろしくお願いします。
一つご紹介・・・
02 空スクリーン
https://www.youtube.com/watch?v=BxgOVn96A04
これは、油絵の具をもっと手軽に子どもから大人まで扱えるよう考案したレッスンです。油絵の具って、触れたことのない人も多いと思います。高校の美術なんかで一部やったりするみたいですが、なかなか触る機会がない画材だと思います。
油絵の具は、その名の通り油を練りこんだ絵の具です。水には溶けませんので、油で溶かします。いちばんの特徴は、乾きが遅いということです。一ヶ月くらい乾きません。油の種類にもよりますが、分厚く載せちゃうと中まで完全に硬化するまで一年くらいかかります。第二に、色が透明で湿っているということがあります。濡れ色と呼ばれます。重ねていくとちょっと沈んだような色になります。
乾燥が遅いという個性は、ボカシやグラデーション、画面上で混色するのに向いています。絵の具を塗って終わりではなく、その後で伸ばしたり拭いたり混ぜたり色々出来るということです。ダヴィンチはその特性を生かして筆跡の残らないなめらかな陰影を作りました。モネは画面上で素早く色を置いて混ぜながら一瞬の風景を捉えました。
空スクリーンでは、油絵の具のそういった特性、画面上で絵の具を伸ばす・拭く・盛る・色を混ぜる、ということを念頭に置きながら、空の景色を描いてみます。透明なビニール板を空に透かして、そこに映る雲の姿を油絵の具で捉えます。使う色は、白い絵の具にプラス赤・青・黄色。溶き油は使いません。雲の光と影の色は、画面の上で混ぜながら混色します。ビニール板だから間違えてしまっても綺麗に拭き取ることができます。乾いた筆でボカシを作ることもできます。
スクリーンに映った雲をなぞるだけなので、デッサンに気をとられるストレスはありません。でも、雲の姿は刻一刻と、変化していきます。3分も経てば、さっき描いていた雲が全然違うところにいたりします。このレッスンではスピードも重要です。あとは、画面で絵の具をいじると最後に筆跡が残ります。油絵の具は特に際立ちます。そのタッチをどうするか、いつまでもタッチを変えることができるので、そこもポイントです。
いい絵にすることも大事ですが、もう一つ。何よりも、空に透かした時の油絵の具そのものの光と影はとてもキレイです。太陽に照らされて絵の具がキラキラと光って。雲の美しさにも負けないくらいでした。外で絵を描くのはすごく気分がいいです。
美しい!!
外で空と一緒に描いた後は、バック紙に置いてフレーミングしました。が、外で空にかざして楽しむのが一番感動的ですね。。。。
↓生徒さんの作品をいくつか。
↓これは僕の。
↓らくさいアートスタイルというイベントでの参加者作品。
みんな個性的です。普通の水彩絵の具よりも、感触が面白かったようです。飽きずに絵の具をペタペタ、ふわふわ、ガサガサしてくれました。油絵、水を使わないしパレットも狭くて大丈夫なので、意外とコンパクトに出来るんですよ。絵の具もほとんど飛び散ったりしません。服についたらオワオワリ、ですが!また、油絵レッスン考えよう!
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