小学校作品展がはじまりました

下京涉成小学校作品展がはじまりました。

子どもたちから「おもしろかった!」という感想をもらいました。保護者の方もちらほらお越しいただいてるようです。基本的には学校関係者のみに開放しておりますが、児童下校後の夕方5時以降でしたら僕にメールで事前連絡いただけますとご覧いただけますよ。
メール▶︎ sugimasa1111@gmail.com

今日は大学時代の先生、先輩や知人の方々もお越しくださいました。やはり知っている僕たちの作品と子どもたちの作品が並んでいるのが面白いようです。全部見ごたえありますよ!ほんとに楽しい空間です。と、同時にいろんなところへ思いが広がる展覧会になっていると思います。

僕の《円相》越しに作品展現場をすこし。

小学校って一年生から六年生まで、6年間を同じ場所で学びすくすくと伸びていきます。一年生と六年生の作品なんかまるで違う。年が離れているから当たり前だけど、学年ごとの表現の違いも面白い。

子どもの作品はすべて良い。のは子どもゆえの無垢さがあるからで、すべて良かったら困ることもあるわけです。選べないのです。大人になるにつれて良い意味で無垢ではなくなり、世界を学んで知った上で選択しつくることが出来るようになる。技術がつく。でも上手くなるのはすぐですから簡単に何でもつくれるようになります。そして慣れるとつくる意味を見い出し辛くなってしまうこともある。作品は個人的なものですが年齢での違いもやはりあるなと感じました。ですから、子ども、とまとめるのはあまり良くないかもしれません。漫画クラブの漫画作品も読むことができ、その中で主人公の男の子が敵のドラゴンに子ども扱いされてブチ切れるシーンがありました。同じ子どもでも一年生と六年生は違います。同じ学年のなかでももちろん作者によって違いはかなりある。やっぱり作品って、俺は違うぞ、と言うためにあるのです。

僕は25歳。25の作品になっているだろうか?はたして。。。。

本日大学時代の先生がいらして、なんだか固まってしまいました。というのも、小学校で描いていると絵のことを忘れてしまうのです。そもそも大学を卒業してもう四年くらいか?絵のことをきちんと考えることを忘れていた。。。。今、絵を描いていながら何というか絵の外へと行っているこの状況、長い間お会いする機会がなく作品を見ていただくのも卒業以来のことで、あまりに外しすぎてないか?どんな風に思われるだろうか?けっこうドキドキだったのです。

しかし、そんな不安も束の間、、大学で教わっていたあの頃と変わらないお言葉をいただきました。実は小学校でのレジデンスに僕を推薦してくれたのは先生でした。大学時代から僕は授業で教わることの外へ外へ外しにかかるようなことばかりしていました。ですからこのレジデンスの話を頂いたとき、何かの間違いではないか?とマジで思ったりもしました。大学っぽくないのにいいのか?と。。しかし、結果として小学校に入ってみて、実は、かなり良い環境を使わせて頂いているのだな、と最近になって改めてそう感じるようになりました。作品展に参加してみてより強く思います。本当にありがたいことです。

僕みたいな人間がいていい場所なのか?と思ったりもしますが、厚かましくも利用させてもらっています。一番は子どもたちに何かの形で恩返しできればと思います。

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