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鉱石ラジオに胸ときめいた少年

小学校6年生の少年

ある日。

少年は、クラスの男の子が本の付録に付いていた

鉱石ラジオを組み立てたモノを見せてもらった。

その小型のラジオを見た少年は、胸が躍ったそうです。

鉱石ラジオは電池が無くても、ラジオが聴ける

イヤホンを耳にあてがうと、ラジオ番組が聞こえたのです。

電池が無いのに、ラジオのアナウンサーの声が聞こえてきました。

電波という、目に見えないものを使ってラジオが聴ける。

その仕組みに、興味がワクワクしたということでした。

その不思議さに、胸躍る少年だった。

鉱石ラジオがほしくて本を探す少年

その日から、少年は夜も眠れない程に鉱石ラジオのことで

胸がいっぱいになりました。

兎に角、欲しくてどうしようもなかったのです。

クラスの男の子が持っている鉱石ラジオです。


いろいろと本屋さんを探して、やっと見つけました。

付録に鉱石ラジオが付いた本を買ってもらった時は

とても嬉しかったということです。

親も、少年の熱意に負けたのでしょうね。

貧乏だったけど、なんとか買ってもらえた少年は

毎日自分の作った鉱石ラジオを耳にあてて、夢中でした。

胸はどんどん膨らんでいった少年。


少年は中学生に上がると真空管式ラジオを作る

電波の不思議さに目覚めた少年は、中学生にあがると

親にせがんで、真空管式ラジオを作ったそうです。

3級ラジオといったそうです。

真空管を3本使ったラジオということですね。

そのラジオが完成したら、やっぱり聞こえてきたそうです。

それは、イヤフォンではなくてスピーカーから聞こえてきました。

トランジスタラジオを作る少年

その頃、

時代は白黒テレビからカラーテレビに取って替えられつつありました。

プロレスの力道山が死んで(刺されて)しばらくしたころです。

そして、真空管式カラーテレビだったものが

オールトランジスタ式カラーテレビに変移していきました。

ですので、少年は真空管式ラジオを古いと感じます。

3石ラジオというものを自作するようになりました。

トランジスタを3個使った、電池を使い

スピーカーで聞こえるラジオです。

半田ごてというものを、買ってもらった少年は

学校の勉強もほったらかしてラジオいじりの毎日を送っていました。

自然と同じ興味を持った友達が数人できたのです。

お判りでしょうが、その少年はおやじさんだった

おやじさんは、少年だったころを懐かしんでいました。

そうだ、noteに書いておこうとおやじさんは思いつきました。

その後の、おやじさんはアマチュア無線家になってゆきます。


その話は、次回に。

お楽しみに~


のんびりきよし










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