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麻のひと 絹のひと 木綿のひと

以前誰かと話していたら、
そのひとそのひとに特性があり適性がある、というような意味で、「麻の人、絹の人、木綿の人」という表現をしていて、おもしろいなと思った。

麻には麻の、絹には絹の、木綿には木綿の、役割があり、出番がある。
絹のお役目は木綿には果たせない、みたいな話をされて、それはほんとにそうだと思った。
その段でいけば、ウールの人とか、もしかしたらナイロンやポリエステルの人もいるのかもしれないけど、そのとき例に挙げられたのは、麻、絹、木綿だった。

神様に仕える人の衣は麻、貴族の衣は絹、庶民の衣は木綿、そんな住み分けがはっきりしている時代があったことからくる比喩だろう。

必要なのは麻か絹の人だというときに、木綿の人たちに会っても見つからない、それは探すところがちがうんだ、と言ってた。

言ってることは分かりすぎるほどよく分かった。
優劣でもなく上下でもない、種類というか、層というか、あると思うもん、人には。

そんな喩えを聞きながら、麻っぽいひと、シルクっぽいひとが目に浮かび、うーん、自分はどう考えても木綿だなぁ、、、とかね、いろいろと、思うところがあったわけだ。

糸が好き、布が好きなものだから、妙にこころに残った喩えだ。
もちろん、私は木綿だけじゃなくて、絹も麻も着るよ。あっ、でも、ウールのちくちくと、化繊のツルツルして汗を吸わない感じはあんまり得意じゃないか…。

やっぱり木綿かしら、わたしらしさで言えば。

#麻  #絹  #木綿  #ひと


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