幽幻ロマンチカ 有頂天 トネリ~幽幻ロマンチカは、人生~

ウタシロちゃんの最高潮良すぎでは??
私はここまでお伝えしているように、特定の推しがいないスタイルで幽幻ロマンチカを思い切り楽しんでいますが、今回聴き終わったあと「ッカーーーー??めちゃくちゃ良いやんけ」となりました!

今の更新スピードだと最高潮に追いつくまでかなり時間がかかりそうなので2020年7月下旬のホットな思いを冒頭からお送りしました。
全2作とまた違う形の愛が結ばれていて最高でした。キャラクターごとに違うハッピーエンドが用意されていて、幽ロマは本当に良い作品だなーと思います。

まだ半分以上残っているので今年いっぱいめっちゃ楽しめそうで本当に幸せです。リアタイで追いつけて嬉しいなー。
このブログもなるべく無理ない範囲で追いついていきたいものです。
新型ウィルスもなかなか落ち着かない世の中ですが、こんなときも家で楽しめるジャンルに出会えて本当に幸せですね。

また友人たちにも本当に恵まれていて、私が日々大騒ぎしていたら本当にいろんな人達が一緒に幽ロマを楽しんでくれました。音声コンテンツは絵がない分本当に手を出しにくいと思うので、感謝でいっぱいです。
こういうときに私がシンガーソングライターだったらこの気持ちを歌にするのにな。無視できないくらい毎日幽幻ロマンチカの話をしていてよかった…

私がうかうかしていたらこのブログの更新スピードが友人の試聴スピードに抜かれてしまったので少しピッチをあげたい所存。
今回は有頂天の狗神 トネリです。

◆幽幻ロマンチカ 有頂天 トネリレポート

【あらすじ】
誰もいない夜の体育館から、寂しそうな犬の遠吠えが聞こえる。その声にひかれてうっかり足を踏み入れると呪いに囚われて逃げられなくなる…という噂の主、狗神のトネリ。彼はヒロインが結ばれてからは毎日幸せな学園生活を送っていた。
常に一緒に遊びたいトネリに対して、テスト勉強をしなければならないと訴えるヒロイン。テストが終わるまでは我慢する、と宣言したトネリはおとなしくヒロインを待っていたが、テストが終わってからも何故か避けられている。どうやら放課後、自分には秘密の予定をしていることがわかり、二人はすれ違う日々が続く。
かつて彼を使役していた人間から捨てられた過去を持つトネリは「また自分は捨てられてしまうのではないか」という不安に囚われ、«妖怪崩れ»になってしまう…。

【潔子的ハイライト】
■わんこスイミングスクール
無印で「山行く?海行く?」と聞いてきたトネリは本作でも海に行きます。七霧学園は海にふらっと行けるような場所にあるんですね。
泳げないヒロインに取り憑き状態で泳ぎをレクチャーしてくれるシーンがあるのですが、めっちゃシュールで面白いです。謎のヒーリングタイム。

「ちなみに、どんなかんじ?取り憑かれながら浮いてるって。こういうの初体験だもんな?」
と聞いてくれますが、多分これを聴く人類すべてが初体験なはずなのでとても楽しい気持ちになりますよ。有頂天はヒフミでクレーンゲームレクチャーもあるし、あらゆる謎の取り憑き体験ができて楽しいです。

■犬の姿でついてくる!
ヒロインに避けられていることにまだ気づいていないトネリは「友達と画材を買いに行く」と嘘の予定を伝えてきたヒロインに「犬の姿でなら友達にも怪しまれまい」と犬に变化して追いかけてきます。
もうこれは私が究極の犬派だから言いますが、最高に可愛いですね。犬しか勝たんな

いや、ヒロインももう少しうまい言い訳しようよ!トネリはヤンデレ呪い犬なんだぞ…とは思うけど、この意思の疎通がうまくいかずに大変なことになる展開は各ラブコメの定番だから仕方ないですね。スキを見せたら追いかけてきてしまうので犬を振り切るのも大変だ…と思ったシーンですね。

■ディアボリックチャンス
友達がつぶやいていたこの言葉が面白すぎたのでそのまま借りますが、闇落ちしたトネリが取り憑くシーンで突然噛み付いてきます。このシーン「今まできゃわきゃわだったわんこが突然のセクシー」なので犬派の私の脳は大混乱しますが、そういえばCV.平川大輔さんはディアラバ声優だったのだ…
ディアラバからこのジャンルに来て物足りなく感じる方は、これです。ここがディアボリックチャンスです
幽幻ロマンチカくんの数少ないセクシーの宝石がまさかトネリに眠っているなんて誰が想像しただろうか…?

【キャラの見どころ】
■トネリが愛を知る物語
※ネタバレ避けられてないので気になる人は読まないでください。

トネリの物語は無印・有頂天を通して「愛を知らなかったトネリが、愛を信じられるようになるまで」が描かれているところが素敵だなと感じました。
ヒロインには家族や友達がいるけど、自分にはヒロインしかいない。という気持ちにずっと囚われていたトネリが、自分は孤独じゃないからここまで生きてこられたことを知るストーリーで、暗く悲しみに沈むシーンと、後半得る温かい気持ちのハイライトがきいた良いお話です。

過去に使役されていた人間から捨てられてしまって以来、ずっと誰からも大切にされることなく生きてきたと感じているトネリは、二人の間にすれ違いが生じていく日々の中で「それでもヒロインが自分のことを愛している」と信じることができず、妖怪崩れになります。
妖怪は一度崩れるともとに戻ることはできない、そして崩れた妖怪に取り憑かれる人間は蝕まれ、永遠にその呪いの因果から逃れることはできないという「お先真っ暗ルート」に沈む。

ちなみに「トネリの体が消えかける描写がありますが、ヒロインはトネリを愛しているのになんで消えたの?」と友人から質問があったのですが、トネリの不安が自分を蝕んだ、と本人が言っていたので、自身に呪いをかけるような形になったのかなと解釈しています。
すれ違ったときの物理的距離や、ヒロインが彼に余計な心配をかけないように嘘の予定を伝えていたりすることとかも起因するのかな?
このあたりいろんな解釈がありそうなので気になります。

ヒロインはトネリが崩れてしまったのは自分にも原因があると思い、彼を愛するが故にその身で彼の取り憑きを受け入れる。命がけで彼をつなぎとめる姿と、ヒロインがトネリに秘密を作ってまで見つけたかった「真実」に救われてトネリの呪いは溶けます。
崩れるきっかけは些細なことだけど、一度壊れた信頼を取り戻すのって容易くないよね、というファンタジーの中にもリアルを感じる話だったな。

このブログのサビみたいなものなんですが、私は幽ロマの「二人だけの世界」で完結させない物語を届けてくれるところが好きです。
幼い頃は何事も自分の実力で勝ち得なくては、と思いつめてしまいますが、振り返ると大切なひとに支えられていたんだなーってこと、人生にはあります。リアルで日々口にしているのですが、マジで幽ロマって人生なんだわ…

犬しか勝たんからの、おばあちゃんの長い話になってしまいました。
次回はいよいよ有頂天のフィナーレを飾るハナヲ。
このCDはメインキャラではないけど推しといってよいくらい好きなキャラが出るのでその話は絶対します笑

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