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ビジネスインタビュー〜ある企業のゲームチェンジを考える

Xデザイン学校での3回目の授業。今回はビジネスインタビュー。今日から来年1月まで、同じチームで、とある企業のゲームチェンジを考えていくことになる。

チーミング

あらかじめメンバーを決めていたチームもあったようで、リアルにシッシッされたのは軽く傷ついたけど(この年になってもあるんだ笑、アンラーン)、まあ、結果的には多様性に富んだメンバー構成になったのではと思う。スーパーマンがいなくても、それぞれの凸凹を把握して、チーム力でカバーすれば良いこと。オトナチーム、頑張りますよ。みんなで成長すればいい。

ビジネスデザイン

冒頭はビジネスデザインに関する講義。日本企業は圧倒的にビジョンとビジネスモデルが弱いというご指摘は全くその通りで、私の勤務先でもその問題意識は強く、喫緊の課題としてこの数年、取り組んでいるところである。デザインを勉強しにきたのだが、今日はビジネス視点の重要性の方が大きく取り上げられた。それだけもう、デザインは経営マターになっているということだと理解した。

・何をもって社会に貢献し、尊敬され、現代に必要とされる企業となるのか
・顧客の利用シーンの変化に気づけているか

この2つの問いは常に持ち続けなければいけない。今日も何度、先生の口からでたことか。そして、イノベーションとは、今まで出来なかったことを出来るようにすることである。これが企業のビジョンにつながっていく。

ビジネスモデル検討

先生が、ビジネスモデルキャンバスの項目に沿って、ビジネスインタビューをしていく。まずはカスタマーセグメント(CS)から。そして価値提案(VP)へ。この順番は大切である。そして、このビジネス調査にもとづいて、ビジネスモデルのAs−IsとTo−Beをグループで考えるのだが、圧倒的に時間が足りないと感じた。特にTo−Beのモデルを考える時、どこから着手すればいいのか、とまどってしまった。

そして、一番の失態は「米」から離れられなかったこと。ライフスタイルの変化を想像できていない、未来のことを考えられていない、ゲームチェンジを理解できていない。「米」から離れないといけないんじゃないの?という気持ちはずっとあったし、そう言ってるメンバーも確かにいたのに、なぜ「米」から離れて考えなかったのか。

一つは強みの履き違えにある。アセットと得意技(本業)を混同していたのかもしれない。そして、得意技を捨てるという選択は、思っている以上にできない、思い切った選択であることを痛感した。これが自社なら尚のことだろう。

もう一つは、残り時間を気にして、後戻りしたくない気持ちがあった。そんなことは本質ではないのに。そして結局、行き詰まり、最後の15分で土壇場の方針変更。それ以上の軌道修正はもう出来なくなり、CVCAまで辿り着かなかった。時間がない問題は、自分達の力量のなさをそのまま表していた。利用シーンの変化に気づけているか。もうちょっと、課題の発見・定義を丁寧に話し合いたかった。アイデア出しが走ってしまったことが反省。

他にも、企業規模を考慮して戦略をたてること(マスorニッチ)、CVCAはシンプルに、人手で何とかしようとするビジネスモデルは行き詰まる、なぜこの企業がこの事業を手掛けるのか、等々、チェックポイントは多い。頭を回転させて、これらを素早く判断できるようになりたい。

次回はユーザ情報の可視化。それまでに、この企業のビジョン&ブランドについて理解を深めておこう。

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