アウトプット104(岡野大嗣『サイレンと犀』)

岡野大嗣『サイレンと犀』読みましたー



散髪の帰りの道で会う風が風のなかではいちばん好きだ

もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい

神にアテレコされてんじゃないかってくらい綺麗に吐いている嘘

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「風のなかでは」の「なか」がひらがななのがめちゃくちゃかわいい。

ときどき出てくる将棋をモチーフにした短歌により、将棋指す人なのだ、と思う。美しい棋譜というのはわたしにとってわからないけど理解してみたい概念。


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