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Tech21 California

このシリーズには思い入れがあります。

最初に買ったのがこのカリフォルニアでした。アンプをシミュレーションしている、ということで普通にアンプにインプットしたら

音がデカすぎて全く使えない!

というのが第一印象でした。
ボリューム1でも音がデカくてスピーカー
割れそうになる。
おまけにどうセッティングしても
音がバリバリ、カリカリで
どうにも使えない!掴まされた!
と、思いました。

間髪入れずにすぐ売りましたね。
マークシリーズからレクティファイアー
まで網羅したトーン、とか書いてあって

微塵も感じられない

なにしろ、ダメエフェクトだなといった
感じでした。


月日は流れ、僕はこういうものが
欲しくなってきました。

コンパクトなプリアンプと
小さいパワーアンプ
そしてスピーカー

特にプリアンプに執着し始めました。
何か良いものはないか、ないか
と探し始めました。
そこでまず見つけたのはパワードスピーカー
でした。パワーアンプとスピーカーが
一体していれば、余計なラックを
組まずに済む。

で、サウンドハウスで見つけたのが
レイニーのパワードスピーカーと
LINE6のパワードスピーカーでした。
レイニーの方が安くて軽かったので
こっちにしようかなと思ったのですが

こういう物は高い方が
いい音がする!


という根拠のない格言を思い出しまして
LINE6の方を買いました。
で、肝心のプリアンプについては
ずいぶん迷いました。
ラインでバワーアンプに直結できる
エフェクター・・・

いくつか見つけたのがAMTの
レジェンドアンプシリーズでした。
始めはエングルのシミュレーター
次にレクティファイアー
次にマーシャル
で、おまけにピーヴィーの
それぞれアナログシミュレーターと
言う事でした。
ガンガンに歪ませるとどれも大差ない
ようにも思える(笑)のですが
安かったのでこれはこれで良かったです。
キャビネットシミュレーターも
標準で付いているので、宅録にも使えます。
(基本はプリアンプですがエフェクター
のように繋いでも音は悪くありません)

レジェンドアンプ

ふと思い出しました。
そういえばサンズアンプは基本的には
アンプシミュレーターのメーカーだよな・・・

そこで思い出しました。

前持ってたアレって、ひょっとしたら
使えるんじゃないか?

そう、メサブギーのシミュレーター
カリフォルニア、です。

前は気に入らなくてすぐ売りましたが、
あれはあくまでエフェクターとして
アンプに直結した音。

その点、プリアンプとしてパワーアンプ
に繋いだらいい音が出るのではないか?

と考えたのです。

よし、買おう!

(こういう結論は早い)
割と安く中古で手に入りました。

で、早速使ってみると・・・


いいじゃない!これ!

良かったですね、音が。
以前はアンプの前段に繋いでいたから
そのアンプ(マーシャルのコンボ)の
音色がマッチしなかったんですね。

そこを通さずに直接パワーアンプに
入力したから、カリフォルニアの
音が100%出せたんですね。

具体的に紹介しますと、まずカラッとした
トーンです。イコライザーは非常に
よく効きまして、ズシンとした低音も
ギンギンの高音も出ます。ミドルは
上げすぎるとモコモコした音になって
しまうので他のパラメータとうまく
調節すれば出せない音はない、と思います。
ゲインは可変域が非常に広くて、ほとんど
歪まない所からハイゲインまで幅広く
出力します。

特徴的なのはキャラクターというバラメータ
で、基本的にはゲインの補助的な感じです。
超ハイゲインの状態からでもキャラクター
を下げるとクランチまで下げられたりして
細かいゲイン調整ができます。
これがマークシリーズから
レクティファイアーまで出せるという
所以かもしれません。

で、このエフェクターはプリアンプと
しての位置づけなのですが、スピーカー
キャビネットシミュレーターも
兼ねているらしいので、宅録にも使えます。

とにかく
「普通のアンプに普通に繋ぐ」のはNGで
あくまでもプリアンプとして使うのが
良いです。

いやーまさかまたまた買うことになるとは

あの時は冷たく別れてごめんね


もう離さないよ(たぶん)


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