側弯症

意外と多い”側弯症の女の子”

インスタで海に行ったときの写真をアップしたら、

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ハッシュタグからか、DMで女の子から問い合わせがちらほらきました。

「側弯症なんですが、手術することになって、いろいろと教えほしいんです、、、」という内容。

そうなんです、私、側弯症だったんです。

側弯症って聞きなれない人もいるかもしれないんですが、意外と身の回りに多い病気です。

しっかりした原因は今でもわかってないみたいですが、成長するときに筋肉が追い付かず、背骨がS字に曲がってしまう病気です。主に小学生~中学生の女の子い多いと言われていて、成長期とともに進行が止まれば問題ないそうなのですが、私の場合はいわゆる手術の基準とされている”50度”を超えてしまったため、高校生のときに手術をしました。

そのときは個人で携帯なんてもっていないし、ネットで調べるという習慣もなくて、お医者さんに言われるがままに手術を受けましたが笑、いまの子はきっとすぐに1人で調べられて、いろんな情報が出てきて、だからこそ不安にもなってしまうものなのだなと思いました。

なので、実体験としてリアルな情報を書くことで、少しでもその情報過多の不安の手助けになれば、と思ったのが、今回この記事を書いている理由です。

小さいころ、私は少しだけ体が傾きがちだったそうですが、それほど気にとめることもなくすくすくと育ちました。

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確かに今見ると、左の肩が下がっているのが気になりますよね(笑)

小学校の健康診断で側弯症の疑いありということで引っかかり、そこから東大病院に通い始めました。はじめは、経過観察。しばらくして、中学生くらいからは、寝るときにコルセットをつけるようになりました。骨が曲がらないように首から腰まであるコルセットをきつきつに締めて寝るんですが、今思えば結構大変だったなと…。でもその当時はそれが日常だったので、あまり辛かった記憶はありません。椅子に座るときは、傾きを治すような体操をしたりもありましたが、日常生活で何か困ったことは全くありませんでした。

とはいえ、病院にいくたびに進行しているS字のレントゲン写真を見ると、まだ子供ながらに不安だったこと、あのときは言えなかったけど、心のどこかで早く50度を超えて手術で終わらせてしまいたい、と思っていたこともあるのも事実です(笑)

高校2年生のときに50度を超えてしまったため、まだかろうじて背も伸びていた私は、その年の夏休みに手術をすることになりました。

中高と陸上部に入っていて、とにかく体育が大好きだったので、何が1番ショックって、運動を1年はできないと言われたことでした。

でも、これ以上曲がるのかなという恐怖からは抜け出せると考えると、そんなに悲しくなく、むしろほっとした自分もいたのを覚えています。

そのときの私の背骨の写真。

めちゃめちゃリアルなので、怖い方は見ないでくださいね。

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手術は半日くらいがかりで、全身麻酔なので割と大がかりでした。目が覚めたときは、麻酔で特にどこも痛くなくて、ただ副作用でめちゃめちゃ吐いてたきがします。(あんま覚えてないんですが)

術後は起きるのが精いっぱいだったり、歩く練習をしたり、なんかドラマみたいだなとちょっと興奮してましたが、1ヶ月もしないうちに無事退院。

162センチだった身長は、曲がっていた体を治したことで165センチになってました。

術後のレントゲン写真はこんな感じです。

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これだけ縦に固定しているので、もちろん背中はぱっくりです。(笑)

インスタでくるコメントも、傷口は目立ちますか?という質問が1番多かったですね。

術後まだシールを貼っている状態で撮った写真がこちら。右側が術後です。

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ちなみに左は術前の写真、もう肉眼で見ても、背骨ぐわんぐわん曲がっている様子がわかりますよね(笑)

右側が術後なので、傷は40センチくらいあります。夏はTシャツの後ろから少しだけ傷口が見えるくらい。でもちょど真ん中なので意外と目立たないんです。人間って不思議で、見えないところにあるとだんだん忘れてしまうのか笑、最近はほぼほぼ忘れているくらいの感覚です。

さっきのインスタ写真は加工して肌をなめらかにしているけどw、そのままだとこんな感じです。

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近くで見ればもちろん傷口なんですが、全然気になりません。

術後すぐは重い荷物を持たないようにしたり、満員電車はなるべく避けて通学するようにしたり、1年間体育はお休みだし部活もマネージャーに転向したり、不自由がなかったかと言ったら嘘になります。

でも、あのとき手術を受けなかったらもっともっと体は曲がっていたし、あのだんだん曲がっていくストレスからも解放されて、本当に手術を受けてよかったなと思っています。

もし、傷口が不安、とか、手術を受けることを悩んでいる人がいるならば、少しでも勇気の後追しをできるなばら嬉しいです。

少しだけ病弱なアラサー女子のつぶやきでした。

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