私は、2007.7.16に発生した新潟県中越沖地震に被災した柏崎刈羽原発に、被災約一ヵ月後の8.14(IAEA調査団訪問の一週間後)に、1-7号機の原子炉建屋とタービン建屋と屋外施設の見学・聞き取り調査を実施し、2000 gal.を記録した地震計のそばに立ち、現場にどのような機械的変化が生じたのか、聞き取り調査を実施

私は、2007.7.16に発生した新潟県中越沖地震に被災した柏崎刈羽原発に、被災約一ヵ月後の8.14(IAEA調査団訪問の一週間後)に、1-7号機の原子炉建屋とタービン建屋と屋外施設の見学・聞き取り調査を実施し(note本欄バックナンバー記事・写真参照)、2000 gal.を記録した地震計のそばに立ち、現場にどのような機械的変化が生じたのか、聞き取り調査を実施したところ、「原子炉建屋とタービン建屋に異常なし、タービン建屋の発電機フロアーの壁際に置いてあった金属製整理棚が、横に、30 cmズレた程度」と証言、原発サイト全体の地震時光景を頭に描くことができました。
私は、電力中央研究所安孫子研究所で、2000 gal.の振動台で、大きなバルブの地震時作動試験の振動試験を見学したことがありますが(note本欄バックナンバー記事・写真参照)、2000 gal.の実感が分かり、試験体の代わりに、私が乗りたい心境でしたが、実現しませんでした。
私は、新潟県中越沖地震の約一年後、福島第二原発のシミュレータで、柏崎刈羽原発の中越沖地震時のシミュレーションを見学しましたが(note本欄バックナンバー記事・写真参照)、わずか約10秒で終了し、何が起こったのか、まったく理解できなかったため、直長と運転員に対し、「何を確認するために、どこを見ていたのですか」と質問後、もう一度、シミュレーションしてもらい、さらに、質問確認後、三度目のシミュレーションをお願いしましたが、あまりのあっけなさに、驚き、ポイントは、ふたつ、ひとつは、制御棒完全挿入確認、もうひとつは、にともなう漏水有無の確認です。



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